「帝国ホテルプラザ」が3月31日閉館、タワー館建て替えに伴い40年の歴史に幕
1983年、日本初のホテル、オフィス、商業施設を備えた複合ビルとして開業し、長らく人々に愛されてきた「帝国ホテル 東京」のタワー館が2024年6月末に閉館する。建て替えのための工事を行い、新たなタワー館の完成は2030年度を予定している。
館内の1〜4階に入居する商業施設「帝国ホテルプラザ 東京」およびバーラウンジや一部を除くレストランは3月31日(日)に営業終了を発表。4階の「はまの屋パーラー 日比谷店」がInstagramに投稿した閉店案内には、常連客からの「寂しい」という声が寄せられた。営業予定は以下の通りだ。
2024年3月末営業終了予定
バーラウンジ「ホテルバル」、レストラン「東京吉兆」「鮨源」「天一」「北京」
帝国ホテルプラザ 東京
タワー館内オフィス
2024年6月末営業終了予定
レストラン「帝国ホテル 寅黒」
レストラン「ラ ブラスリー」
ホテルショップ「ガルガンチュワ」
フィットネスセンター、プール、サウナ
宴会場 「光の間」
サービスアパートメント
※寅黒、ガルガンチュワ、フィットネスセンター(プール、サウナを除く)は、帝国ホテル 東京の本館に移転予定
なお、グランドホテルである現本館は2030年度まで営業を継続。新本館の完成は2036年を予定している。渡辺譲、フランク・ロイド・ライト、高橋貞太郎に次ぐ4代目の建築家として、フランス在住の田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)によるデザイン案が発表された。
建築ファンとしても見逃せない、帝国ホテルの未来に注目したい。
Time Out Tokyo Editors