レンタルボートでのロックフィッシュゲームで47cm良型オオモンハタ浮上【三重・エヌテックマリン】
「デカいオオモンハタを狙って釣りたい」。今回はそんなテーマで、三重県・紀北町引本浦のエヌテックマリンで21ft50馬力のボートをレンタル。私が船長となり釣友と2人で、9月上旬の早朝より出船した。
ボートロックフィッシュゲーム
オオモンハタを狙うポイントは水深30m前後の潮通しの良いエリア。ついついハタ狙いでは、アタリがほしくて海面から頭を出している岸よりの岩礁帯付近を狙ってしまいがちになる。
しかし、そのようなポイントではアカハタが多く、あまり大きなオオモンハタをキャッチした経験がない。
「オオモンハタは青物だと思え」。そんな助言はエヌテックマリンの中井船長から教えてもらったビッグサイズを狙う際のポイントだ。
まずは魚探に目を凝らし、小魚の反応が映し出されるポイントを探して回る。またキャストは四方八方に投げまくる。今回はジグヘッドのウエートは35gを選択。風も緩く水深40m前後までは、十分底を取れる状況だった。
40cmオオモンハタキャッチ
すると私にファーストヒット。沖側にフルキャストし、陸に向かって浅くなっていくカケアガリをなめるように、4inのワームを泳がせてガツンッ。まずは40cmのオオモンハタをキャッチ。
釣友にも40cmオオモンハタ
次は沖側の島周りに移動。陸っぱりでシーバスや青物を狙う際もそうだが、堤防の先端や岬の角位置は潮の流れがヨレることもあり、大型魚のエサとなる小魚がたまりやすい。そんなことを考えながら島周りの角位置を意識してボートを流すと、釣友の上坂さんに連続ヒット。
スイミングゲームでは初のキャッチとなる、40cmクラスのオオモンハタとアカハタをヒットさせ、ハタゲームの醍醐味でもある力強いファイトを楽しむ。
当日最大47cm登場
そして、その後もさらなるサイズアップを目指し、テンポよくポイントを移動。沖からの潮が入りやすい水深40m前後のポイントでは、定期的に小魚の群れが通過するため、じっくりとボートを流してみる。
すると、私の手元に今までとは明らかに違う大きな衝撃が伝わり、ロッドが大きく締め込まれた。ドラグを滑らせ、ゴンゴンッと首を振るように暴れまくる強い衝撃はまさに大型魚の証。
良型の青物かと思わせる強烈な引きで海面へと姿を現したのは、立派な体高のオオモンハタ。
50cmには惜しくも届かなかったが、それでもビッグサイズの47cm。上坂さんは初めて見たサイズだと、目を丸くして驚いていた。
最終釣果
そんな良い感じで釣れ続け、釣友と仲良く食べる分だけをキープ。私は35cm以上のオオモンハタ4匹をキープした。
オオモンハタのXデーは、例年10月に入ってからであることが多い。狙うは50cmオーバー。ガイドボートはもちろん、レンタルボートでも大物にチャレンジしてみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。