「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2025」4回目を迎えて、秋のシモキタで何かが起こる!
シモキタの多様なカルチャーやコミュニティをアートでつなぎ、地域を盛り上げる今や恒例となった秋のイベント「ムーンアートナイト下北沢2025」が、2025年9月19日(金)から10月5日(日)の期間開催される。4回目となる今年も、「月」をテーマに、「下北線路街 空き地」には、Luke Jerram(ルーク・ジェラム氏:英)による直径7mの「Museum of the Moon」が4年連続で登場。月のクレーターの細部まで表現した本作は、まるで月に手が届きそうな体験を味わえることだろう。
▲「Museum of the Moon」(下北線路街 空き地/初年度の様子)
また、「BONUS TRACK」隣接駐車場には、Nelly Ben Hayoun-Stepanian(ネリー・ベン・ハユン=ステパニアン氏:英)が手掛けた「Schrodinger’s Cats」が日本で初めて展示される。量子力学における思考実験「シュレディンガーの猫」をモチーフに、天文学や宇宙環境問題、宇宙とのつながりなどを表現した作品である。さらに、通常は入場できない東北沢駅屋上(改札外)では、Takayuki Mori(森 貴之氏:日)による「Uranometria (ウラノメトリア)」を鑑賞できる(有料)。蛍光する糸で星座のモチーフが彩る天球状のドームで、幻想的な美しい世界を体験してみたい。
新しい企画としては、没入型エンターテインメント「イマーシブシアター『猫町』」(有料)が開催される。これは、シモキタ周辺を終の住処とした詩人・萩原朔太郎をモデルに、下北沢駅前広場から世田谷代田駅までの街を巡るというもの。イヤホンから語りかけられる主人公の声の導きにパフォーマーの演技も加わり、街を歩きながら現実と幻想が入り混じった物語の深層へ進んでいくという新しい体験を味わうことができる。
シモキタのもう一つの魅力である「音楽」のパフォーマンス。シモキタ周辺で活動するアーティスト・永原真夏氏がムーンアートナイト下北沢のために書き下ろしたテーマソング「ムーンライト」が、イベント期間中に地域商店街で放送されるほか、9月26日(金)には下北線路街 空き地でライブもある。さらにシモキタの音楽文化を長年支えてきた「下北沢SHELTER」「下北沢BASEMENTBAR」などの地域ライブハウスによる、「月」をテーマにした音楽ライブやイベントを実施される。
その他にも下北沢駅周辺の駅や店舗の限定メニューや特別イベントなど盛りだくさんの企画が組まれるアートフェスティバルで、シモキタの秋の夜長を楽しみたい。
U R L https://moonartnightfes.com/