「手術が決まるまでの辛抱」そう言い聞かせながら毎日をやり過ごす日々… #頑張り過ぎない介護 81
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
まる子さんは、家事や食事に影響がでないよう、義母の直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)のケアは時間を決めてやることにしました。そして、1人ではもうキャパオーバーなので、介護や家事を手伝ってほしいと夫と息子にも伝えました。しかし、息子からは「無理じゃね?」という冷たいひと言が……。直腸脱のケアを息子にさせようとは思っていませんが、せめて自分の身の回りのことは自分でやってほしいと思うのでした。
義母に支配される生活
直腸脱はどんどん症状が悪化していて、尿漏れや便漏れ、粘膜漏れまで起こしてしまい、シーツや床まで汚してしまうように……。汚物はそのまま洗濯機に入れられないため、まる子さんの負担は増える一方。なんとか今の状況をわかってもらおうと、義母におしりの状態を写真に撮って見せましたが「手術はしなくてもいい」という意見は変わらず。まったく歩み寄る様子もなく、今後の生活が不安でいっぱいになりました。
朝、目覚めたらため息が出てしまう日々……。
義母の部屋に行くのが憂うつです。
この生活に体も悲鳴を上げていて、吐き気が止まりません……。
とにかく義母に手術を受けてもらわないと話にならないので、夫にも現状を報告。
話は聞いてくれて、理解は示してくれるものの……。
実際に動いてくれる様子はなく……。
介護から解放されているはずの仕事中も、幻聴が止まらず涙が自然と流れていきます。
仕事から帰ってくると、部屋は義母の便漏れのにおいが充満していて、気が休まりません。
「また何か言われる……」「また何か頼まれる……」そう思うと気が重く、ここ最近は目覚めた瞬間からため息が出るようになってしまいました……。手術が決まるまでの辛抱だと言い聞かせ、なんとか1日をやり過ごしますが、もう体も悲鳴を上げています。
そこで、夫に義母のおしりの写真を見せ、現状を報告。なんとか手術をするように説得してほしいと頼みますが、素直に人の話を聞くわけもない義母の性格を知っているがゆえに、前向きな返事はもらえませんでした。
唯一、私が介護から離れられる時間だったはずの仕事中も、どこからともなく幻聴で義母の声が聞こえ、耳鳴りと頭痛も止まらない状態が続いています。買い物に出掛けても電話で呼び出され、どこにいても頭の片隅に義母が住み着いているような感覚に襲われてしまい、1日が異常に長く感じてしまうのでした……。
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「手術までの辛抱だ」と言い聞かせながらなんとかやり過ごしている状態だというのに、肝心の手術の話がまったく進んでいないとなると、心が折れてしまいそうになりますよね……。幻聴が聞こえ、目覚めた瞬間からため息が出る生活なんて普通ではありません。まる子さんの心と体が壊れてしまう前に、手術に向けた話し合いが進むことを願うばかりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。