Yahoo! JAPAN

県高校総体前特集 バレーボール女子② 全国高校総体出場に向けて士気が高まる大分商業 【大分県】

オー!エス!OITA

常に上を目指す大分商業

 高校生アスリートの祭典・全国高校総体(インターハイ)のバレーボール女子が中津市で開催される。その県予選となる県高校総体が6月1日に始まる。今大会は上位2チームが全国高校総体の出場権を手にすることができる。今回は上位争いが予想される4チームを紹介する。第2回は九州だけでなく全国でも実力を証明したい大分商業。

 

 大分商業は九州大会では好成績を収めているが、これまで全国高校総体に出場したこととはない。今夏の全国高校総体は大分開催となり県内から2校が出場できるため、全国デビューに向けて士気は高まる。

 

 チームの主軸は昨年から試合に出ているキャプテンの大村夏生、鶴丸侑里、宮子来望ら3年生であることは間違いない。さらに、全国都道府県対抗中学大会で県選抜チームの一員として準優勝した1年生が入部。4月にあった全九州総合選手権大会県予選では、パワーヒッターの小田原明日香、高さがありポテンシャルを秘めた安藤美空、左利きの帆秋杏らがデビューし、即戦力となることを証明した。

 

即戦力の1年生が起爆剤となっている

 

 森栄一郎監督は「3年生が精神的支柱として安定しているので、1、2年生が伸び伸びプレーできている。上を目指そうという意識が高く、まとまりのあるチームになっている」と充実感をにじませる。全九州総合選手権大会県予選は東九州龍谷にストレート負けしたが、「現時点の実力を測ることができた」と通過点と捉えている。

 

 この連休は九州の強豪校が集まる強化合宿に参加する。練習試合を通して選手同士の連係面の相性を見極め、県高校総体に向けてのメンバー選考をしていく。森監督は「インターハイに出て、ひと夏を超えて力を付けたい」と青写真を描く。照準はこれまで同様に、春の高校バレー県予選。東九州龍谷に勝利して優勝するという目標は変わらない。打倒・東龍の一番手として着実に成長している。

 

全国高校総体を目指す

 

 

(柚野真也)

【関連記事】

おすすめの記事