豚でもおいしく作れる!すき焼きの作り方&肉をやわらかくする方法
豚肉で作るすき焼きの基本レシピ
調理時間:20分
豚肉を使って作る、経済的なすき焼きのレシピです。牛肉で作る場合と基本的な要領は変わりませんが、豚肉をおいしく仕上げるためのポイントがいくつかあります。とにかく肉をやわらかく仕上げることに重きを置いて調理すると、味の染みこんだおいしいすき焼きになりますよ。
材料(3〜4人分)
豚ロース肉(薄切りまたは細切れ):400g
焼き豆腐:1丁
しいたけ:5~6本
白菜:1/4株
長ねぎ:1本
しらたき:300g
すき焼きのたれ
酒:100cc
しょうゆ:100cc
砂糖:大さじ4杯
豚肉をやわらかく仕上げる方法
コツ・ポイント
料理酒に事前に漬け込む
火が通ったらいったん取り出す
おすすめ部位はロース
1. お酒などで事前に漬け込む
豚肉に、お酒を振りかけ、よくもみこんでおきます。お酒は、料理酒以外にも、ビールやワイン、焼酎などでも代用可能です。1時間程度寝かせておくことでくさみも取り除け、やわらかく仕上げることができますよ。
お酒以外にも、牛乳やすりおろし玉ねぎ、塩麹などでも可能です。2. 火が通ったらいったん取り出す
豚肉は、火が通ったらいったん引き揚げましょう。分厚い肉の場合長時間ことこと煮ることでやわらかくなりますが、薄い肉の場合パサパサになりがちです。
早めに取り出すと味が浸みこんでいない場合が多いので、別皿に肉を取り出したら煮汁を煮詰めたものを上からかけておくといいでしょう。3. おすすめ部位はロース
豚肉の部位は主に、ロース、モモ、ヒレ、肩ロース、肩、バラと分けて売られています。赤みと脂身のバランスがちょうど良く、薄切りで売られていることが多いロース肉は、すき焼きにおすすめです。
下ごしらえ
豚肉はあらかじめ酒をふってもんでおきます。1時間程度寝かせておきましょう。
作り方
材料をカットする
白菜は洗って、芯の部分はそぎ切りに、葉の部分はざくぎりにして大き目にカットします。しいたけは軸を取り除き、大きい場合は半分にカットしましょう。 長ねぎは、1.5cm幅の斜め切り、焼き豆腐は8等分にカットします。しらたきは、熱湯にくぐらせくさみを取り除き、ざるにあげて食べやすい長さにカットします。
豚肉を焼く
鍋に油(分量外)をひき、豚肉を焼きます。酒、しょうゆ、砂糖を加えひと煮立ちさせたら、一旦取り出しましょう。別皿に煮汁をかけておいておきます。
材料を煮る
白菜の芯、焼き豆腐、しいたけを加え蓋をして白菜から水分が出るのを待ちます。白菜から水分が出たら、ほかの材料をすべて加えます。味が薄いようでしたら、酒、しょうゆ、砂糖のたれを同割合で味をみながら追加します。
できあがり
7割火が通ったら、豚肉を戻し入れひと煮立ちさせて完成です。お好みで七味唐辛子をふりかけたり、溶き卵にくぐらせたりしながらいただきましょう。
すき焼きの肉をやわらかくする方法
すき焼きの肉をやわらかくするテクニック
おすすめの部位の選び方
火を通し過ぎない
まいたけのはたらきを利用
肉に砂糖をまぶす
おすすめの部位の選び方
すき焼きにおすすめの牛肉の部位は、肩ロース、リブロース、バラがあります。霜降りになりやすく、赤みと脂身のバランスがちょうど良い肩ロース。コクがあり高級感のあるリブロース。コスパ重視のかたにはバラ。その時の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
火を通し過ぎない
肉は火を通しすぎると硬くなる性質があります。すき焼きに使うときは、全体に火を通したら一旦取り出したり、野菜を煮たら最後に肉を入れたりするなどの工夫で、肉をやわらかくいただけますよ。
まいたけのはたらきを利用
まいたけには肉をやわらかくする成分が含まれています。すき焼きに使う2時間くらい前に、生の肉にまいたけを切ってのせたり、まいたけを刻んで肉とまぜあわせておいたりすると肉がやわらかくなります。
肉に砂糖をまぶす
砂糖には肉の水分を保つはたらきがあります。火を入れる前の肉に砂糖をかけて1時間ほど置いておきます。砂糖の力で肉の水分を閉じ込めてくれるので、火を通してもやわらかくなります。
手順を守れば、豚肉でも絶品すき焼き!
ハレの日にいただくことが多いすき焼きは、おうちごはんのなかでも特に豪華なイメージがありますよね。牛肉をふんだんに使い、旨みがたっぷりの具材は、甘辛くごはんもお酒も止まらない味。
牛肉を豚肉に変えることで、普段の食卓に登場する機会が増えてぐっと身近な存在になりますよ。ちょっとした手順とコツを守れば、おいしい家庭料理に大変身。ぜひ今日の夕飯に作ってみてくださいね。
ライター:ako0811