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直径3m以上!約50kgのマスで作った「巨大ます寿し」に驚愕

おたくま経済新聞

画像提供:富山市観光協会公式X(@toyamacitykanko)

 富山市観光協会の公式Xが「世界で唯一&世界で一番大きなます寿し!」と、驚くほど大きなます寿しの動画を投稿。注目を集めています。

 巨大ます寿しの直径は3.23m。酢飯は約100kg、マスは約50kg、笹は約900枚使用しているとのこと。あまりの大きさに、まるで土俵のようにも見えます。す、凄い……。

巨大ます寿司の調理中のようす

 この巨大ます寿しは、3月23日に開催された「富山寿司すきフェスタ」で作られたもの。総勢178名が参加し、約1時間45分かけて完成させました。

 イベントを主催した一般社団法人トヤマチミライの担当者に詳しくうかがうと、トヤマチミライとしては今回が初の試みだったそう。巨大ます寿し自体は2014年に別の団体が、約3mの大きさのものを作っていたと明かします。

 作り方は、まず12個ある大きな扇形の木枠の下板と横板にそれぞれラップを巻き、その中に笹や酢飯、マスを敷き詰めていきます。

 詰め終わったらラップをかぶせて木のフタをします。ベルトで固定し、20分ほど待ったら完成。

 ラップやフタを外して12個のます寿しを並べたシーンが、今回Xに投稿された動画です。マスの色が微妙に違うのは、富山ます寿し協同組合に加盟する8店舗が用意したマスを使用しているためなのだとか。

 巨大であるがゆえに木枠なども、もちろん特注。「酢飯やマス、笹などの材料がどのくらい必要になるのか、計算と材料自体の用意が大変だった」と振り返るトヤマチミライの担当者。

 さらに富山駅という多くの人が往来する空間で実施したため、ノロウイルスをはじめとする感染予防や参加者の安全確保など、細心の注意をはらったとのこと。これだけの巨大ます寿しを作るには、やはり相当な苦労があったようです。

 なお、完成した巨大ます寿しは参加者とスタッフのみで楽しく食べたそうです。

 実際に食べたという富山市観光協会の担当者の話では、それぞれの木枠ごとにマスを準備したお店が違うので味にも違いはあるものの、「甘酸っぱくて、普段よりも美味しく感じた」そうです。

 当日は子どもから大人まで、みんなで協力して完成させた巨大ます寿しをみんなで分かち合い、食の魅力だけでなく富山の伝統や人との繋がりも再確認できた瞬間だったといいます。もしかしたら、その経験がます寿しをより美味しくさせたのかもしれませんね。

<記事化協力>
富山市観光協会公式X(@toyamacitykanko)
一般社団法人トヤマチミライ

(佐藤圭亮)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025040105.html

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