【中秋の名月にも!】自分で団子を焼ける!? おこげもあんこ・タレも自分好みに【昌栄堂 一笑庵】和の世界を堪能できる菓子店直営カフェ
まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は秋の気配も感じるようになってきました。
もうすぐ旧暦8月15日の「中秋の名月」。空が澄み、月の高さもほどよいこの時期は、1年の中でもっとも月が美しいとされます。2024年の「中秋の名月」は、9月17日(火)です。
静かに輝く月を見上げながら、作物の収穫を祝ったり、豊作を祈願したりするお月見。そこに欠かせないのが「月見団子」ですよね。
ということで今回は、中秋の名月にぴったりのおいしい団子を紹介します。
県東部で愛される和洋菓子店
今回紹介するのは、富山県魚津市の「昌栄堂 一笑庵(しょうえいどう いっしょうあん)」。
1954(昭和29)年創業の和洋菓子店で、本店は黒部市にあります。
魚津特産の加積りんごを使った焼きたてのアップルパイを食べてほしい!という想いから、「一笑庵」の店舗にはカフェスペースが併設されています。
暑い時期には、かき氷も人気の和テイストなカフェです。
富山県産食材のもちっと団子&かわいいうさぎ饅頭
「昌栄堂」で毎年秋に人気なのが月見団子。
月に見立てた濃い黄色の団子がワンポイントになっていて、富山県産のコシヒカリと新大正もち米でつくられた団子はふんわりもちもち。お米の甘味をほんのり感じられます。
うさぎの上用饅頭は黒部特産の丸芋を使用。中にはあっさりしたこしあんが入っています。
食べるのがもったいないくらいのかわいさ!
三方付きのセットもあります。
セットなので準備はお手軽。なのに一気にお月見の雰囲気が増して気分もあがります。
※予約販売。受付は9月16日(月・祝)まで。
自分で団子を焼ける!自由に楽しむカフェメニューも
そんな団子を自分流に楽しめるのが、カフェの人気メニュー「焼き団子セット」です。
やや小ぶりの団子が4本に、3種のあん、醤油がセットになっています。飲み物は抹茶のほか、富山棒茶やコーヒーも選べます。
目を引くのは、お盆の上で存在感を放つミニサイズの七輪!
好みの焼き加減に仕上げよう
このセットの最大の特徴は、団子を自分で焼けること!
七輪の上に団子を置いて、ひっくり返しながら焼いていきます。
ほんのりとあたためる程度でもよし
4面ともにしっかり焦げ目をつけてもよし
醤油をつけて2度焼きしてもOK!
自分の好みの加減に焼いていくことができるんです!これは楽しい~!
コロコロ転がしていくうちに、職人気分を味わえちゃいます。
固形燃料と網の間には特注品の薄い強化ガラスが置いてあるので、団子が燃えることなくじっくりと焼き目を付けることができます。
トッピングは3種のあんと甘めの醤油
焼きあがったら好みで醤油やあんこをつけていただきます。
あんこは3種類あって、香りも食感も楽しめるつぶあんに、抹茶の風味が豊かに感じられるなめらかな抹茶あん、そして季節ごとに変わるあんが1種類。秋は黒部産のさつまいもを使ったやさしい甘さの芋あんです。
他の季節には桜あん、味噌あん、桃あん、スイカあんなんてものもあるんだとか!
「あんこの可能性や面白さを感じてほしい」と、職人さんがシーズンごとに趣向を凝らしているそう。
ちなみに、冬は醤油が壷に入ったみたらしダレに変わるそう。もう…毎シーズン来たい!全部の味を試したい!!
醤油をつけて二度焼き、少し焦がしてから海苔を巻いて磯辺焼き風にしてみました。
甘いあん団子としょっぱい団子、さらに抹茶の苦みで、ずーっと食べられそうです!
あんが余った場合やもっと食べたいという人は、1本80円で団子をおかわりできます。
さらに、七輪にセットしてある固形燃料がなくなったら、無料で交換してもらえます。ありがたい…!
〆はパリパリもなかで大満足!
さらに、セットにはもなかの皮もついてくるので、余ったあんを挟んで食べることができます。
団子に抹茶、〆のもなかまで…!
和の世界を堪能できて、最後まで楽しく食べられるようにと考えられた大満足のセットでした。
この焼き団子セットや夏のかき氷を初めてから、店には若い人もたくさん訪れるようになったそう。
「デートで団子を食べに来てくれるんですよ! ひとりはかき氷を食べて、分け合ったりして…うれしいです!」と、お店の人が嬉しそうに教えてくれました。
じっくりと団子を焼く間に、おしゃべりも弾みそう。仲のいい友達や恋人と訪れてゆっくり楽しみたいですね。
【昌栄堂 一笑庵】
住所 富山県魚津市友道1398-10
営業時間 9:00~18:00
【カフェ】11:00~16:30(L.O. 16:00)
定休日 水曜