千葉県市川市「市川駅」周辺を散歩しよう!おすすめスポット9選をご紹介
JR市川駅(いちかわえき)は、JR横須賀・総武快速線が乗り入れており、JR東京駅までは約18分という好立地にあります。また、JR中央・総武緩行線も利用でき、秋葉原や御茶ノ水、新宿方面へのアクセスも良好です。この優れた交通利便性から、都心で働く人々にとって人気の高いベッドタウンとして親しまれてきました。
近年では、市川駅周辺で市街地再開発が進められており、分譲・賃貸住宅の供給に加え、商業施設なども整備される予定です。成熟した街並みに新たな機能が加わり、今もなお発展を続けている市川駅周辺。そこで、本稿では、こうした変化の中で再び注目を集める市川駅周辺の散歩スポットを紹介します。休日にふらりと出かけたくなるような場所を通して、市川駅周辺での暮らしのイメージが広がれば幸いです。
市川駅周辺の散歩におすすめのスポット
市川駅周辺の散歩スポット(1)駅南口広場とペデストリアンデッキ
市川駅南口の公共広場は、近年の市街地再開発で整備された比較的新しい公共施設です。商業施設が充実しているのは市川駅の北口側となっており、南口側は北口ほどのにぎやかさはなく、閑静な市街地が広がっています。
この南口の公共広場は、穴場ともいえる場所です。休日には、商業施設や一部の公共施設を利用する人が通るくらいで、人で溢れるようなことはなく、落ち着いた時間を過ごすにはぴったりです。
また、鉄道の高架線と同じ目線で造られており、発着する電車を眺めることもできるため、親子が電車を見ている姿を見かけました。
市川駅周辺の散歩スポット(2)アイ・リンクタウン展望施設
アイ・リンクタウン展望施設は、前述した広場と同様に市街地再開発事業によって整備された新しい観光スポットの一つです。図書館や分譲住宅、商業施設などと一体となった複合施設の最上階、高さ約150mの位置に無料の展望施設があります。また、展望施設部分は回廊となっており360度の眺望が楽しめます。展望施設からは、筑波山や富士山、都内のビル群を一望することができるのもおすすめしたい理由のひとつです。
ちなみに、ガラス張りであることや、一部は外気と一体的な空間となっているため、高所恐怖症の方にはおすすめできません。特に、展望施設へ向かうエレベーターもガラス張りとなっており、最上階へ昇る過程はアトラクションのように感じるはずです。
施設名:アイ・リンクタウン展望施設
所在地:市川駅南口I-linkタウンいちかわ「ザ タワーズ ウエスト」45階
開所時間:9:00〜21:00
休所日:毎月第1月曜日(祝日に当たる時は直後の平日)、年末年始
市川市公式サイト:https://www.city.ichikawa.lg.jp/eco04/1111000055.html
市川駅周辺の散歩スポット(3)リーフシティ市川(2026年開業)
続いて、市川駅南口を出て江戸川方面に向かって直進すると、徒歩7分ほどで「リーフシティ市川」に着きます。リーフシティ市川は、京葉ガス市川工場跡地約3.8haで進められている大規模な土地利用転換事業で、分譲住宅や高齢者向け住宅、賃貸住宅、商業施設、広場などの整備が進められています。現在、建設工事や公園整備工事などが進められており、順調に進めば、商業施設については2026年3月にイオンが、広場は2027年3月に開業が予定されています。
市川駅周辺の散歩スポット(4)江戸川河川敷
市川駅周辺の最大の魅力の一つが一級河川の江戸川です。江戸川は、野田市付近で利根川から分岐し、東京湾に注ぐ延長約60kmの河川です。江戸川河川敷は遊歩道やサイクリングロード、運動場、トイレなどが整備されており、時間を問わず散歩することができるようになっています。また、東京側の右岸も同様に遊歩道が整備されているので、江戸川を越えてどちらでも散歩を楽しむことができるはずです。
市川駅周辺の散歩スポット(5)江戸川河川敷・河津桜並木
「リーフシティ市川」を越えて、少し歩くと江戸川河川敷の左岸堤防に到達します。そうすると、すぐに、河津桜並木が目に入ります。この桜並木は、2019年に市川市の「江戸川さくら並木整備事業」として、“市民の方々が四季を感じるとともに、市川のシンボルとして長く愛着を持ってほしい”と願いを込めて植樹されました。河津桜だけあり、例年3月上旬には満開となるため、いち早く春を感じることができます。河津桜といえば、伊豆半島の河津町が由来ですが、都心に近い場所で河津桜を堪能することができるのは市川駅周辺の魅力のひとつといえます。
市川駅周辺の散歩スポット(6)江戸川河川敷・市川関所跡
江戸川を挟んで市川市と東京都江戸川区をつなぐこのエリアには、江戸時代に「市川宿」が置かれ、小岩とともに関所が設けられていました。いわゆる「小岩・市川関所」は、江戸防衛と人の出入りを管理する重要な交通の要衝として機能していた場所となります。
現在は広々とした江戸川河川敷が整備され、土手沿いの道は市民の憩いの場として親しまれています。春は桜、夏は花火大会、秋は心地よい風の中でのサイクリングや散歩と、四季折々の自然と歴史を感じることができる市川駅周辺のおすすめスポットです。
市川駅周辺の散歩スポット(7)旧木内重四郎別邸洋館
江戸川河川敷を北上していくと、右手にゆるやかに盛り上がる丘が見えてきます。この丘は「国府台(こうのだい)」と呼ばれ、下総台地の縁に位置する高台となります。市川駅周辺の都市的な景観から一転し、緑豊かな自然が広がるこのエリアには、森林浴を楽しみながら立ち寄れる静かな小道があり、都会とは思えない自然に触れ合える空間が広がっています。
そして、小道の奥に姿を現すのが「旧木内重四郎別邸洋館(木内ギャラリー)」です。明治時代の政治家・木内重四郎の別邸で、現在はギャラリーとして一般公開されています。西洋建築様式の瀟洒な洋館は、今も往時の面影を色濃く残しています。
市川駅周辺の散歩スポット(8)弘法寺
江戸川左岸堤防沿いを北上した先にある国府台の丘の上の「弘法寺(ぐほうじ)」は、奈良時代の僧・行基が開山したとされる古刹で、市川市を代表する寺院のひとつです。日蓮宗の祖・日蓮が出家した寺としても知られており、市の文化財にも指定されています。
朱塗りの仁王門や緩やかな石段、静かにたたずむ本堂など、境内には凛とした空気が漂います。特に春には桜、秋は紅葉の名所として知られ、地元の人々の憩いの場にもなっています。
また、弘法寺は高台に位置しているため山門前から市川駅周辺を望むことができます。散歩コースとしてはやや起伏のある道のりとなりますが、特に都市景観が美しいのでぜひ訪れてみてほしい場所です。
市川駅周辺の散歩スポット(9)桜土手公園(文学の道)
国府台の丘陵地を背に、真間川沿いに続く「桜土手公園」は、市川市民に長年親しまれてきた花見スポットの一つです。名前の通り、春には桜が咲き、川風に吹かれながらゆったりとした時間が流れる風景が魅力といえます。また、この小道沿いには、北原白秋や幸田露伴など、市川にゆかりのある文人たちの文学碑が点在しており、「文学の道」とも呼ばれています。文学と自然が融合したこのエリアは、日常を少し離れて心を整えるのにぴったりの場所です。
市川駅周辺の散歩スポット(まとめ)
市川駅南口を起点に歩き出すと、駅前の公共広場や新しい高層建築物がまず目に入ります。さらに少し足をのばすと、広大な江戸川の河川敷やサイクリングロード、昔ながらの街並みが残る旧市街など、開放感と歴史を感じられる風景が広がります。加えて、国府台をはじめとした起伏のある地形や豊かな緑も、市川駅周辺の魅力のひとつです。
散策には、ベンチや公衆トイレなどが適度に整備されており、日常の中で気軽に歩ける環境が整っています。
春は河津桜、夏は市川市民納涼花火大会、秋は弘法寺の紅葉など、季節を感じられるスポットやイベントもあります。中でも、国府台の丘の上にある洋館や文学碑が並ぶ散策路は、静かに歩きたい人にぴったりの場所です。
再開発が進みつつも、自然や歴史も身近に感じられる市川駅周辺。そんなバランスの取れた街を、自分の足で歩いてみてはいかがでしょうか。