神奈川大学 鈴木健吾さんが登壇 マラソンと健康を語る
神奈川大学は1月28日、みなとみらいキャンパスで産学連携イベント「BacktoSchool2025」を開催した。
これは高齢者の「健康寿命の延伸」をテーマに、同大学と神奈川県、楽天シニアが連携したイベント。懐かしい学園生活をコンセプトに、参加者は学園行事(講演)や授業体験(協賛企業ブース)を楽しんだ。当日は約3000人が参加。各スポットでもらえるスタンプを6個集めた参加者には卒業証書や記念品も贈られた。
ランニングをテーマにしたステージイベントでは、前神奈川大学陸上競技部監督の大後栄治教授が厚底シューズなどのテクノロジーについて講演。近年の技術革新でタイムが伸びたことや、アフリカ勢と日本勢の走り方の違いなどを科学的に分析した。
続いて同大人間科学部の杉山崇教授が登壇。心理学を専門とする杉山教授は、人間の脳の進化と走りの関係を解説。生存競争を勝ち抜くために長時間走り続ける力を獲得したことなどを軽妙なトークを交えて話した。
講演後には、同大駅伝部OBでマラソン日本記録保持者の鈴木健吾さんが特別出演した。鈴木さんのトレーニングや食事、オンオフの切り替えなどについて3人で対話。トップアスリートの身体と心の秘密やランニングの心身への影響について語った。