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青葉消防署 自販機使い団員募集 県内では初の試み

タウンニュース

後藤代表(左)と宇多署長(右)、ラッピングされた自販機

青葉消防署(宇多範泰署長)は9月2日、自動販売機事業を展開している(株)八洋(後藤晃宏代表取締役社長/東京都)と「自動販売機を活用した消防団員募集広報」に関する覚書を交わした。

同社が青葉区の消防団員充足率100%達成に向けて提案し、県内で初めて実現したもの。青を基調に、消防団の防火服などをイメージしたデザインにラッピングした自販機をもえぎ野小学校前に1台設置する他、区内の自販機約120台に団員募集のポスターを掲示し、入団を呼びかける。

能登半島地震の発生後、地域防災における消防団の重要性が再認識されている。青葉消防団は4月1日時点で、定員485人に対し団員450人。充足率は90%台と平均的ではあるものの、将来的な担い手不足が課題になっている。締結式で後藤代表は「微力ながら地域に貢献できれば」と語り、事業と地域貢献の一体化に喜びを見せた。宇多署長は「関心はあるが、入団方法が分からないという声も聞く。身近なものを活用した広報で団員増加、地域の防災力向上につなげていく」と話していた。

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