YouTubeでも活躍!イタリア料理店オーナーシェフ・日髙良実さんの休日の姿【趣味どきっ!シェフの休日 前編】
つくった料理で、お客様の心までも満ち足りた気持ちにしてくれるシェフ。日々の張りつめた気持ちを解き放つオフタイム、気になりますよね。
日々、おいしい料理を提供するその裏側で、オフの日のシェフがどう過ごし、なにをつくって食べているのか。
今回は、YouTube「日高良実のACQUAPAZZAチャンネル」でユーチューバーとしても活躍する、イタリア料理店オーナーシェフ・日髙良実さんの休日にお邪魔しました。
イタリア料理店オーナーシェフ・日髙良実さんの休日
日髙良実(ひだか・よしみ)
兵庫県神戸市生まれ。日本、イタリアで料理の研さんを積む。東京で店をオープンして今年で34年。日本におけるイタリア料理提言者として今も第一線で活躍中。2020年からはユーチューバーとしても活動開始。多くのファンを獲得している。
旬を好む日本人の味覚、魚を愛する日本人の舌を満足させたい
イタリア料理を日本に広めたパイオニア的存在の日髙シェフ。1980年代に日本に沸き立ったイタリア料理ブームのさなか、1990年、東京·港区に店をオープン。本場イタリアのおいしさを日本に定着させました。
早くから日本各地の食材に注目し、生産者との交流を開始。素材の持ち味をストレートに生かした料理は、今も健たん家たちの舌を魅了し続けています。和素材にも積極的にアプローチ。イタリア料理の枠を超えた斬新な素材使いは、旬を好む日本人の味覚、魚を愛する日本人の舌を満足させてくれます。
YouTubeにも挑戦中
コロナ禍がきっかけとなってユーチューバー(動画配信者)という新しい顔も生まれました。「最初は知人に誘われ、ゲストとして参加したんです。正直、動画配信なんて、という軽い気持ちでやってみたら大変な反響でびっくりしました」。2020年の夏には自身の動画チャンネルを開設。スタッフと一丸となって新たなステージにもチャレンジ中です。
オフの日はのんびり散歩に、小さなテラスでの「家呑み」も
取材や講演などで地方に出かけることも多い日髙さんにとって、ゆっくり過ごす休日は貴重な時間です。忙しく仕事をしている妻のタカコさんと二人で過ごせる休日ともなると、なおさらのこと。
「とにかくのんびりしています」。日々歩くことを心がけているお二人にとっては休日も散歩は必須。近くの公園を一周したり、時にはちょっと遠くの公園まで行ってお茶を飲んだり。帰りは街ウォッチングをしながら買い物を。目的はその日の「アテ」の調達です。
「しゅうまいなど、出来あいのものも買いますよ(笑)。どちらかがつくる、というのではなくて、それぞれが食べたいものをつくることが多いですね」と日髙さん。今年で結婚33年になるお二人は、無理せず自然に、最適な距離感を保っている印象です。さっとつくって、陽のあるうちから、まずはシャンパンで乾杯。「永ちゃん(矢沢永吉)のバラードを聴きながらね!最高に幸せな気分になれるんです」。
シェフの休日の貴重な姿を垣間見れましたね。
後編では、日髙さんがオフの日につくるお料理レシピをご紹介します。缶詰を使った、家呑みのアテにぴったりのレシピですよ。
立ち読み
■『NHK趣味どきっ! シェフの休日 しあわせごはん』より一部抜粋
■撮影 今清水隆宏、山田薫
『趣味どきっ! シェフの休日 しあわせごはん』では、日高良実さんのほか、堀内さやかさん、櫻井信一郎さん、鈴木珠美さん、坪内浩さん、按田優子さん、菊地美升さん、薮崎友宏さんの休日を訪ね、オフの日の過ごし方やおうちごはんに教えてもらいます。