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原町田七福神 観光スポットとして定着 活性化目指し15年〈町田市〉

タウンニュース

観光スポットとして定着

大型連休を前に町田駅周辺の中心市街地への集客に一役買うのが、原町田七福神だ。街の活性化を目指し設置されて15年。七福神めぐりとして町田の観光スポットに数えられるようになっている。

七福神が町田駅周辺市街地に登場したのは2009年。町田市制施行50周年を記念するものとして、商売繁盛の福神である「恵比寿神」や家庭円満を願う「布袋尊」などの7体が原町田の商店主らの手によって建てられた。

街中にあり全てまわってもおよそ3キロであることから、買い物帰りでも気軽に立ち寄れる開運を願うスポットとしてPRし、建立した原町田の商店主らで構成される七福神の管理にあたる「原町田七福会」のメンバーらが関連イベントを開催し盛り上げてきた。

存在が知られるようになると、徐々に人気を集め、七福会以外の団体が七福神に合わせた催しを開くようになるなど、街の観光スポットとして定着していった。

原町田七福会の会長を務める大塚信彰さんは「亡くなった祭り好きだった前会長が街を盛り上げたいと皆をまとめて設置にこぎつけた。多くの人たちを呼び込んでくれている」とその効果を話す。

将来見据え

大塚さんによると、七福神設置の背景には将来の原町田への危惧があったという。中心街として賑わっていた街も周辺地域に大型店などが出店するようになると、2000年代以降は以前よりもトーンダウン。その対策の1つとして、七福神は期待されてきた。

建立にあたり、地域に支援を募ると皆が協力してくれ、設置する場所も神社仏閣中心に快く提供してもらえたという。「鉄道ができて、よそから移り住んできた商売人が多い原町田らしいなと感じる」と笑顔をみせる大塚さん。地域を盛り上げるため、七福神に関する取り組み以外にも開催されなくなっている伝統行事の復活なども呼びかけているのだという。

「今後も商売人たちの力で街を盛り上げていければ。後継者づくりも考えていきたいと思っている」

10月にイベント

七福神の観覧は自由。各所にはスタンプが設置してあり(一部除く)、スタンプラリーのようにまわる人も少なくないという。

スタンプ用の色紙は原町田の施設「ぽっぽ町田」内のまちの案内所町田ツーリストギャラリー(きょうまで休業)で販売中。毎年2月に開催してきた七福会が主催する七福神を練り歩くイベントは今年初めて10月に開催する予定という。

七福神について語る大塚さん

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