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【川崎市中原区】平間地区 大学生が「駄菓子屋」開店 子ども集う、交流拠点に

タウンニュース

駄菓子を購入する児童たち

平間銀座商店街の一角に9月20日、昔懐かしい「駄菓子屋」がオープンした。店名は「駄可笑屋敷」(上平間1955小島ビル)。運営するのは「一般社団法人駄可笑屋敷プロジェクト」の大学生。理事の平間大夢さん(22)は「商店街や地域と連携し、子どもたちの居場所にしていきたい」と抱負を話す。

「これください!」。小銭を持った地域の子どもたちが駄菓子を手に店頭に並ぶ。昭和の時代にはいくつか街中にあった駄菓子店。今では数が少なり、そうした光景を見ることも少なくなった。

平間銀座商店街にオープンした「駄可笑屋敷」は、閉店した書店の跡地を活用。子ども目線で作られた木製の棚には、10円から100円ほどの昔ながらの駄菓子や、新しい菓子が複数並ぶ。「日に日に子どもたちが来てくれている。スクラッチ付きのラムネのお菓子が人気。毎日来てくれたり、レジを手伝ってくれる子もいる」と話すのは同プロジェクト川崎支部のリーダー・清水晴さん(20)だ。続けて「駄菓子の販売だけでなく、子どもたちが集える居場所にしていきたい」と話す。店舗の奥にはキッチンなども備え付けられており、「今後は、ビルのオーナーさんや地域の人たちと協働して、子ども食堂や大人向けのシェアキッチンなども開いていきたい」と清水さんは展望を語る。

子どもの居場所に

運営する(一社)駄可笑屋敷プロジェクトは、駄菓子店を拠点に、地域コミュニティの創出を目的として2021年に発足。さまざまな大学の学生が集まり、子どもと大学生が交流する、自宅や学校とは異なる「第3の居場所」づくりを中心に活動し、これまで杉並区や品川区でも同様の駄菓子店をオープンさせてきた。平間銀座商店街の店舗で5拠点目となる。

1年前に平間さんが同ビルオーナーと都内の子ども食堂で知り合い、平間でのオープンに向けて動き出した。オーナーや商店街など関係各所との調整も自ら行ってきた。オープン後には、町内会やこども文化センターのイベントにも早速参加するなど、地域との連携にも力を入れる。平間さんは「地域でいろいろな人が集える場所にしていきたい」と話す。清水さんは「ここで私たちが勉強を教えたり、一緒に遊ぶだけでなく、多世代の交流の場にしていければ」と今後へ意欲を見せた。

店舗を運営する大学生

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