新潟駅でしか食べられない揚げたてのばかうけ「揚げばか」がおいしすぎた!! 新潟に来たらみんな食べた方がいい
全国で販売されているお馴染みのおせんべい、「ばかうけ」。
1989年に発売され、今日まで様々な人に愛されている商品だ。読者の皆さんの中にもご存知の方は多いかと思う。
だけど……実は新潟駅でしか食べられない、ひと味違うばかうけがあることは知ってましたか?
「ばかうけSTATION」では地域限定のばかうけなども売られているぞ
・揚げばか
商品名は「揚げばか」。食べ歩き用のフードメニューとして販売されていて、名前のとおり揚げたてのばかうけを食べられるそう。
新潟駅に隣接している駅ビル「CoCoLo新潟」内にある「ばかうけSTATION 新潟せんべい王国」というお店で、土曜日・日曜日・祝日限定で販売されている。
実は「ばかうけ」のメーカーである「栗山米菓」は、新潟県新潟市に本社を置く企業。
「新潟駅から全国へおいしい米菓を発信したい」という思いで、この場所にお店をオープンしたそうだ。
揚げばかの価格は税込400円。筆者が訪問した際は、「甘えび」「タレカツ」「のり塩」「のどぐろ」の4種類の味を選ぶことができた。
店内のポスターによると1番人気は「のどぐろ」だそうだが、今回は個人的に気になった「タレカツ」を選択した。
食券を店員さんに渡し、店内に並ぶ多種多様な味のばかうけや以前ご紹介した「たぶん日本一硬くてやみつきになるあられ」など、様々な米菓を眺めること数分。
受け取った揚げばかが……こちら!
あったか〜〜〜〜い!!!! カップの側面から、ほんのりとした温もりが伝わってくる。マジでできたてだ……!
1つ1つのサイズは、普通のばかうけの半分くらいのサイズかな?
その代わりに量は結構多め。片手が全部埋まるくらいのカップに山盛りになっている。
「2人でシェアしても十分満足できそうなくらいのボリュームだな」と思いつつ、さっそく1個食べてみると……
おいしすぎる。
まず驚いたのはその食感。普段食べているばかうけとは全く違った、軽くてサクサクした口当たりだ。
そして口の中いっぱいに広がるのは、タレカツの味としか言いようがない濃厚な甘じょっぱさ!
上から下まで満遍なく味付きのパウダーがかかっていて、最後の1個までタレカツの味を楽しむことができた。再現度、高っ……!
気づいたらなくなっていた揚げばか。
揚げたての米菓の香ばしい風味と相まって、本当にタレカツを食べているかのような満足感だった。
いや、でも分からない。もしかしたら観光地補正がかかっていて「おいしすぎる」と思ったのかもしれない。
ということで、普通のばかうけも食べてみることにした。
比較対象は、新潟限定のばかうけ「とんかつ太郎監修 新潟限定ばかうけ タレカツ味」(20枚入り・税込み1100円)。
こちらもタレカツの甘じょっぱい味が再現されたパウダーがたっぷりまぶしてあって、今回食べた揚げばかと同じような味わいを楽しむことができた。サイズが大きいので、1枚だけでも食べ応えは◎。
だけど、揚げばかと比べるとちょっと食感が硬めかな?
揚げばかにはあった香ばしさも控えめで、「同じ味だけど結構仕上がりが違うな……」というのが正直な感想。やっぱり揚げたては強すぎた。
・新潟駅限定!
ちなみにメーカーの栗山米菓は「新潟せんべい王国」という施設も運営しているのだが、そこでは揚げばかは取り扱われていないようだった。
つまり、揚げばかは新潟の中でも「ばかうけSTATION」でしか楽しめない味ということになる。
在来線・新幹線共に東改札の近くにお店があるので、時間がない時でもさっと購入できるのも嬉しい。
新潟に来た時、お米やお酒を味わうのももちろんいい。だけど己のポテンシャルを最大限に発揮しているこのばかうけも、是非一度食べてみてほしい味だった。
参考リンク:CoCoLo新潟
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.