【謎の食べ物】新潟のご当地スーパ「原信」で見つけた『越後ゆきそうめん』を食べてみたら…意外な食感だった!
先日、何気なく新潟のローカルスーパー「原信」の海鮮コーナーを覗いた時のこと。お馴染みの鮮魚や海藻の中に、見慣れない商品が並んでいるのを発見した。
商品名は「越後ゆきそうめん」。
「そうめん」は今までに何度も見かけたことがあるけど、「ゆきそうめん」って……? 気になったので、実際に食べて確かめてみることにした。
【写真】「越後ゆきそうめん」の原材料と栄養成分表示はこうなっていた
・海藻由来の食べ物
こちらが「越後ゆきそうめん」の全体図。筆者が購入したスーパーでの価格は税抜き298円だった。
袋の説明文によると、どうやら海藻由来の成分と南魚沼市の天然水を使って作られた食べ物らしい。特に下処理などは必要なく、軽く洗えばそのまま食べられるそうだ。
袋から取り出してみるとこんな感じ。「ゆきそうめん」という名前のとおり、確かにそうめんみたいな見た目をしている。とりあえず、そのまま食べてみると……
────無味!! 透明な麺からは、びっくりするくらい何の味もしなかった。
海藻っぽい風味も一切なく、お米のように咀嚼を続けることで味が染み出してくることもない。おいしく食べるには調味料が必須だな……
しかし、意外だったのはその食感。
「そうめん」という名前の通り てっきり柔らかい食感だと思っていたのだが、咀嚼してみると「プチプチ」と音がするくらい弾力が強め。どちらかというと海ぶどうに近いかも。
ちなみにこちらは越後ゆきそうめんの隣に置いてあった「海藻サラダ麺」という商品。
パッと見た感じはそっくりだけど、わざわざ別々に販売されてるってことは何か違いがあるのかな?
そう思って食べてみたところ……やっぱりこちらも味は全く感じられなかった。大抵の食べ物で感じられる素材の味すらしない。
ただし、海藻麺の方がプチプチとした食感は若干弱めかも。食感と内容量が少し違うだけで、大体同じような食べ物だった。
・調理してみた
これは袋に書いてあったとおり、他の食べ物と組み合わせて食べるのがよさそうだな。味がないってことは、どんな料理にも合わせられるってことだし。
ということで、まずはサラダにトッピングしてみた。
野菜の食感の中に、プチプチとした食感が追加されて楽しい! 野菜の味や調味料の味を同時に味わえるので、ゆきそうめんの味の薄さは全く気にならない。
続いてきゅうりとハムを混ぜて、春雨サラダ風にしてみた。
個人的にはこれがクリティカルヒット! 弾力がかなり強めでシャキシャキしているけど、それ以外はいつもの春雨サラダと全く同じ。
特に違和感などもなく、なじみ深い春雨サラダの味を楽しめた。
春雨サラダよりもさらにさっぱりと食べられるのも嬉しい。食欲が落ちがちな夏には、春雨の代わりにゆきそうめんで代用するのもありかも。
・名脇役
そんなわけで越後ゆきそうめんは、他の食材を引き立ててくれる料理の名脇役だった。
袋の説明文を見てみると、他にもお刺身のツマにしたり煮物に入れたりと様々な用途で使えるようだ。独特の歯ごたえは、いちど食べたらクセになってしまうはず。
水と海藻の成分でできているだけあって熱量が0kcalなので、体重が気になる時でも気軽に食べられるのも嬉しい。
ツルっとした食感も涼やかな見た目も夏にぴったりな「越後ゆきそうめん」、もし見かけることがあったら是非味わってみてはいかがだろうか。
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.