【市川市】美しく力強い響きを届けたい!市川の女性太鼓集団「手児奈太鼓」
あでやかな衣装と爽やかな笑顔が印象的な「手児奈(てこな)太鼓」の女性たち。
舞台に立つと表情が一変。
迫力ある太鼓の音と、美しく凛々(りり)しい姿が観客を魅了します。
手児奈から生まれた女性太鼓集団
万葉集にも歌われている伝説の美女、手児奈。
その霊を供養するため建立されたという言い伝えのある弘法寺(市川市真間)の住職と、当時懇意にしていた番場ゑみさん(手児奈太鼓代表)との会話から始まった手児奈まつり。
その催しとして「何か地域に根付いた伝統芸能を」と考えていた中、浮上したのが和太鼓。
そして、手児奈にちなみ「女性限定」の創作和太鼓集団「手児奈太鼓」が1995年に誕生しました。
当初は太鼓がなく、タイヤを借りてたたいていたそう。
文化庁からの支援もあり、今では20台以上もの、音が良いと自慢の和太鼓をそろえています。
重さ30kgほどもある太鼓の搬送や設置も女性メンバーで行うため、かなりの重労働。
それでも「見てくださる方の反応がうれしくてやめられない」とリーダーの岡野千恵子さんは話します。
あでやかで繊細な魅力が手児奈スタイル
現メンバーは15人。
20年以上続けているベテランから1カ月前に入った新人まで、市川小学校で行われる週1回の練習に励んでいます。
年間の活動としては、10〜15ほどのイベントや祭事などに出演。
過去には市川市の姉妹都市ドイツ・ローゼンハイム市で公演を行い、拍手喝采を浴びたことも。
指導を行うのは世界的太鼓奏者のヒダノ修一さん。
「伝統的な和太鼓の曲ではなく、ヒダノ先生のポップで心躍るような曲が特徴。一方で、ぐっと心に染みるような楽曲も好評いただいている理由」と語る岡野さん。
また、10着近くあるという華やかな衣装も手児奈太鼓ならでは。
毎回、衣装を楽しみにしている観客もいるとのこと。
今後の抱負として「市川小学校で行っている太鼓塾(小学生男女対象)をもっと活性化していきたい」と語る岡野さん。
30周年に向けて記念コンサートも考案中。
「体に良くて、気持ちも良くストレス解消にも。新しい事を始めたい方にお勧め。10歳から『自称40歳』まで入会OKですよ。メンバーが丁寧に指導します」と呼び掛けます。
※問い合わせ 電話番号/090-8597-1933 岡野 手児奈太鼓のブログ/https://ameblo.jp/tekona-daiko/