「蔦屋書店」を展開するトップカルチャーの第1四半期は2800万円の赤字スタート
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)にフランチャイズ加盟し、新潟県を中心に「蔦屋書店」を展開するトップカルチャーは3月13日、2025年10月期の第1四半期決算を発表した。売上高は48億9400万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は400万円(前年は3100万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2800万円の赤字(同5600万円の赤字)だった。
主力事業の蔦屋書店事業は、売上高44億2600万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は3600万円の赤字(前年は4600万円の赤字)だった。1月末までに新潟県の長岡市や長野県佐久市の「蔦屋書店」を3店舗閉鎖し、総店舗数は101店舗。トップカルチャーは2023年10月期までにレンタル事業から撤退しており、書籍や文具などを中心とした複合書店として展開している。
ゲーム・トレーディングカード事業の売上高は1億2800万円(前年同期比23.1%増)、営業利益は1700万円(前年は800万円の赤字)と増収増益だった。スポーツ関連事業の売上高は5500万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は100万円の赤字(前年は800万円の赤字)、訪問看護事業の売上高は4800万円(前年同期比28.6%増)、営業利益は300万円(同9.6%減)だった。
トップカルチャーは2023年6月に新潟県を中心に「タリーズコーヒー(Tully's Coffee)」のフランチャイズ運営を手掛けるメソッドカイザーを買収しており、飲食事業の売上高は3億400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は1200万円(同113.1%増)だった。
トップカルチャーの2025年10月期の通期業績予想は、売上高は182億900万円(前年比1.1%減)、営業利益は1億2700万円(前年は5億100万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億4000万円の赤字(同7億1700万円の赤字)としている。