冬は太りやすく痩せやすい時期！？普段の生活に運動を取り入れて、きのこや海藻類でかさ増しして対策だ！
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』（文化放送・毎週月曜から木曜9時～13時）内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活～カモン健康！」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、池谷医院院長で医学博士の池谷敏郎先生に「冬太り対策」というテーマで話を伺った。
冬は年間を通して一番太りやすい時期であるが、池谷先生曰く身体が体温を上げようとするために痩せやすい季節でもあるという。そんな冬は運動するのも億劫になる時期だがそんな時は普段の生活に運動を取り入れるのが良いという。
邦丸「さて、その冬太り、まあ運動が1番かもしれません。その他どんなことに気をつければいいんですか？」
池谷「寒い外でばかり運動をしないといけないというよりも、屋内にいてもできる運動はあると思うんです。例えばスクワットをするとか筋トレ的なものも筋肉を増やしますし、より燃えやすい身体をつくることになると思います。それから家の中で考えてみれば、トイレとかには必ず行きますよね。それからお風呂にも入りに行くじゃないですか？こういう時にちょっとスロージョギングといって、スピードは遅く足の回転をこまめに早くして、ちょっと腕を動かしながらジョギングしながらトイレに行く。あるいはお風呂に入る前に少し運動して一汗かいて服を脱ぎたい状況になってから服を脱いでお風呂に入っていただく。家の中の生活習慣を運動のきっかけにしていただくという考え方もいいんじゃないかなと思います」
邦丸「トイレはそんな遠くにあるわけじゃないですけど、その間でも身体動かした方がいいですね」
池谷「そうです。2倍時間をかけてトイレに行かれて、便座に座る時にはゆっくり座って、ゆっくり立ち上がって、スロースクワット的な運動に変えていくのもいいかもしれないですね」
邦丸「筋肉使った方がいいわけですな。食生活の面ではいかがですか？」
池谷「冬太りの大きな原因として、糖質とか、ご飯・麺・パンといった炭水化物がどうしても過剰になってしまうということがあると思います。これは私の方法なんですけどもたとえばご飯とか麺とかを減らすために、きのこを混ぜるんです。たとえばきのこを細かく切って、チャーハンとか、ラーメンの上に具材として入れたりスープに煮込んでしまったりして、その分麺やご飯を減らすんです。そうすると糖質・炭水化物が少なくなって肥満が防げますし、 摂ってほしい植物繊維とかビタミン・ミネラルも豊富に摂ることができます」
邦丸「ついつい鍋物が多くなって仕上げに麺とか入れちゃいますけども、そもそもそこにきのこ入れとけばいいんですね」
池谷「鍋の中にきのことか野菜が入ってますから鍋は、理にかなっているかもしれません。それから最後おじやとかにすると普通に食べるよりご飯の量がちょっと減らせるじゃないですか？そんな方法もいいかもしれません」
邦丸「栄養面ではどんなことを気をつければいいですか？」
池谷「まず筋肉や免疫の材料になりますからタンパク質を失わないでほしいです。肉・魚・豆をしっかり摂ること。それから不足しやすいものとしては、ビタミン・ミネラルとか食物繊維。これは腸内環境を整えたり、身体の中の代謝を高めてくれますから肥満の予防にもつながります。その代表格がやっぱりきのことか海藻類といったような野菜になるんじゃないでしょうか」
邦丸「味噌汁で充分ですよね」
池谷「味噌汁に入れるだけでもいいと思います。低カロリーですから、お腹をかさ増ししたりお腹を膨らませることにも繋がりますから食べ過ぎも防げるということで、ダイエットに役立つんじゃないでしょうか」
邦丸「池谷先生も以前仰っていましたが、ビタミンB群は大事だよというお話でした」
池谷「そうですね。免疫力アップにも関わってきますし、骨粗鬆症の予防ということにおいても大事になってきます。ビタミンB群は特に脂肪とか糖の代謝につながってきます。燃える身体を作るためにはビタミンB群も摂る必要がありますから、トータルでバランスよくビタミンも摂っていくというのが大事だと思います」
