玉川学園生が町田市と連携 ごみ分別啓発に貢献
玉川学園が町田市との連携事業として、市民へのごみ分別の周知・啓発に取り組んだ。今月1日に町田市役所で行われた「まちだEcoto(いーこと)フェスタ」では、玉川大学の学生が企画した制作物や玉川学園中学部の生徒たちがデザインしたポスターなどが発表された。
この事業は、町田市が2026年度から始める容器包装プラスチックの分別収集を前に、市民の意識向上を目的として行われたもの。町田市環境資源部環境政策課の依頼を受け、玉川大学の芸術学部と工学部の学生有志がワークショップや施設見学を重ねながら、ポスター、ロゴデザイン、PR動画を制作。さらに、ごみ分別を楽しく学べる体験ゲーム「もぐら叩きdeまちだReプラチャレンジ」も考案した。一方、リチウムイオン電池によるごみ処理施設内の火災防止に向けた啓発活動には、玉川学園中学部の生徒たちが参加。ポスターや周知啓発キャラクターの制作を通じて、安全なごみ処理の重要性を伝えた。
フェスタ当日は、学生や生徒たちが自ら制作物を紹介し、取り組みに込めた思いや制作過程をプレゼンテーション。中学部の学生らからは「ポスターの背景や色遣いに注意した」「分別するときに一目でわかるように心がけた」という声が上がった。また、もぐら叩きの制作を担った学生は「小さい子から大人まで楽しめるものができたと思う。クイズ形式のものなので、学ぶ機会になればと思う」と感想を述べた。
玉川学園はこのほかにも、木の輪で学びの場を広げるTamagawaMokurinProjectnのブースも出店。キャンパス内で剪定した木材を利用した箸づくりのワークショップを開催し、来場した親子連れなどが制作に励む姿が見られた。