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天竜川ルアーフライ専用区で大型ニジマス連発【静岡】良型主体で36匹をキャッチ

TSURINEWS

ニジマス(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

静岡県浜松市の天竜川ルアーフライ専用区は基本的に隔週で金曜日の午後に放流が行われている。放流日及びその翌日土曜日は、放流されたばかりの魚が比較的簡単に釣れるとあってたくさんの釣り人で賑わう。今回は放流翌日の土曜日に釣行した。

天竜川ルアーフライ専用区に釣行

釣行日は1月25日(土)。夜明け前の6時頃、中島右岸の駐車場に到着したが、すでに駐車スペースは満車寸前。相変わらずの大人気だ。ウェーダーを履くとヘッドライトを点けて川へと下りていく。

多くのアングラーがずらっと並んでいて、入れる場所があるのか心配になる。当たり前だが、一番入りたかったところにはすでに先行者の姿が。でもなぜかその隣が空いている。ラッキー!その場所でヘッドライトの明かりを頼りに準備しながら夜が明けるのを待つ。

当日のタックル

私のタックルは、1本がテンリュウ・レイズRZ6102S-LMLにリールはシマノ・ヴァンフォード2500S、ラインはPE0.4号にリーダーはフロロの1.5号。もう1本はテンリュウ・レイズオルタRZA61-TにリールはヴァンフォードC2000SHG、ラインはPE0.2号にリーダーはフロロの1号。この2本を使用するルアーによって使い分けていく。

ファーストヒットは47cmニジマス

夜が明けてくると川の様子がわかってくる。天気は晴れ。水は割とクリア。魚からルアーはしっかりと見える状態だ。風で水面が波立って水中の様子はよくわからないが釣れそうな雰囲気。左岸側にも釣り人がずらっと並んでいる。

まずはオレ金のスプーンで探りを入れてみるが反応がない。周りでも対岸でもポツポツと小型メインで釣れている。「まずは大型を1匹」と実績のあるブリリアント・チライ5.5gの地塗り放流カラーを投げてみるとヒット!巻き始めにグッと押さえ込むいいアタリだ。元気よく暴れ回って楽しませてくれたのは47cmのニジマス。

ファーストヒットは47cm(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

黒スプーンで連発

無事1匹目をキャッチして一安心だが、アタリが続かない。「まだまだ大物は反応するはず」と次に選んだのはピュア3.5gの黒。真っ黒が欲しくてマジックで両面を真っ黒に塗った物だ。こいつにもヒット!今度は48cm。

黒く塗ったピュア3.5gで48cm(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

次は少しサイズを落として3gの鉄片スプーン黒。これでも釣れた。ここまでは全部流心でのヒット。しかしアタリ出なくなってしまった。

「近くにだって魚はいるはず」と旧シルバークリークシャッド4SPのオレ金を投げてみると、足下でドンッとヒット!その場でハリを外そうとヘッドシェイクしている魚は60cmはありそう。しかし足下は岩だらけでラインが擦ったらそれでお仕舞い。必死に耐えながら少しドラグを締めた瞬間にラインブレイク。リーダーの途中から切れてしまった。残念。今にして思うと、強引に引っ張らずに沖に走らせた方が良かったのかも。

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フェザージグで65cm

少し風が緩んできたのでフェザージグを試してみる。大型狙いなのでサイズは大きめ。そこそこ飛ばせるし、ある程度ウェイトもあるのでボトム付近を探ることも可能だ。ボトムでは全くアタリが出ないので、中層をゆっくりと引いてくるとヒット!「これはでかい」PE0.2号のライトタックルなのでやり取りは慎重になる。何度も走られては寄せてを繰り返して無事ネットイン。丸々と太った65cm。この1匹に大満足。

フェザージグで65cm(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

下流の人が調子よく小型を連発しているのを見て、スプーンのサイズを落としてみることにする。シャース2.3gで中層を丁寧に引いてくるとヒット!狙い通り小型が釣れた。岸から10mくらいのところに魚が付いているようだ。しばらくはアタリが続き、良型も混じってくる。59cmも釣れた。

釣り続けているとだんだんとアタリが渋くなってきてフッキングできないことが増えてきた。そこでさらにスプーンのサイズを落としノア1.8gのグリーンメタリックにしてみると、2匹を追加できた。

アタリが途絶えてきたところでチェイサー1.6gマロンを投入。これでアタリ復活。さらにオンビート1.6gのカラシとオリーブ、そして止めにマイクロベスパ1.6gオリーブラメ。特にマイクロベスパに替えてからはほぼ投げるたびにアタリがあり、良型も混じって一気に数を伸ばすことができた。

この時間帯は朝と違って魚が底付近にかたまっている様子。スプーンをキャストしたらすぐにラインスラックをとり、ボトムをとってからリトリーブを開始する。軽量のスプーンはラインに引っ張られて底から離れていくので、1回のキャストで2回ほどボトムを取り直す。たいていは2回目にボトムを取り直した後にアタリが出る。楽しい釣りができた。

場所移動でポツポツとヒット

午前中だけで釣果は20匹を超えることができたが、さすがにアタリが途絶えてしまった。ここで迷う。このまま同じ場所で釣り続けるか移動するか。お昼になると帰っていく人がいるので移動は可能。しかし移動した先が釣れるとは限らない。

少し迷ったが、一番入りたかった場所が空いたので移動することに。今シーズン数々の大物を仕留めた場所だ。川に向かって右側は深く、左側にはシャローエリアが広がっている。ここも足下は岩だらけだ。

しばらく釣っていると足下に小型のマスたちが回遊してきた。さらに数を伸ばそうと狙ってみるが、チェイスはするものの、なかなか食ってくれない。1g前後のマイクロスプーンや小さめのフェザージグで数匹を追加するのがやっと。意外と難しい。

夕マヅメは不発

日が陰ってくると、私の少し上流の岸近くで頻繁にライズするようになってきた。ついさっきまでフライマンが狙っていた場所だ。フライマンがいなくなって場所が空いていたので、様子を見に行ってみる。すると小型メインながら大型も混じってたくさんの魚が群れているのが確認できる。

フライマンはほとんど釣れている様子はなかったので、「こいつらはかなりすれているはず」と接近戦用の小型フェザージグを投入。するとすぐに1匹目がヒット!「なんだ簡単じゃん」と思ったが、その後はチェイスはすれども食わずということが続き、やはり難しい。それにたまに釣れても小型ばかりで大型は食ってこない。それでもポツポツと釣っているうちに釣果は30匹を超えた。

スレた魚をポツポツと拾う(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

そしてついに期待の夕マヅメ。ここ最近の釣行では、必ずと言っていいほどこの時間帯に大物をキャッチしている。夕マヅメにはライズが増えて、魚が浮き気味になることが多い。実績抜群のマイティーペッパーで広く探っていけば、有終の美を飾る大物が釣れるはずだったが、この日はなぜか夕マヅメに魚の活性が上がらず何も起きないままに終了。

最終釣果

午後からも10匹以上釣ることができ、最終釣果は36匹。天竜川では久しぶりの30匹超えとなった。昔は小型魚の割合が今より多く、釣れるときには50匹以上釣れることもあったが、ここ最近は鵜による食害が問題となり、鵜に食べられないような大型魚の割合が増えたようだ。小さい魚をたくさん釣りたいなら管理釣り場に行けばいいと思うので、これからも大型魚中心の放流だとありがたい。

天竜川では80cmを超える魚も放流されているとのこと。私はまだそのサイズにお目にかかったことはないが、70オーバーは今シーズン2匹キャッチしている。そんな大物が掛かると、掛かり方や掛かり所にもよるが、管理釣り場用のスプーンに標準装備されているフックでは、すぐに伸びたり折れたりしてしまうことが多い。フックは太軸の物に交換しておこう。

私のお気に入りは、カルティバのSBL51とSBL47、それにジャッカルのe-hook太軸。強引なやり取りをする人はSBL67(通称エリモン)を使うのもいいだろう。後悔先に立たずである。

大物が多いので太軸のフックを使おう(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

<杉本敏隆/TSURINEWSライター>

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