ルーク・スカイウォーカー再演意志なし、「僕には僕の時代があった」とマーク・ハミル ─ 『スター・ウォーズ』新時代に託す
『スター・ウォーズ』ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルには、もう同役を再演する思いはほとんどないようだ。米にて、完全卒業を示唆するコメントを語っている。
ルークは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で死亡して世界を去った後、スカイウォーカー・サーガ完結作『スカイウォーカーの夜明け』ではフォース・ゴーストとなってレイを導いた。
『スカイウォーカーの夜明け』以降も、ルークはドラマ「アソーカ」にて若き姿で再登場している。伝説の主役とあって、ルークが再び登場する機会には今なお非常に大きな注目が集まるが、演じるハミルはこのまま退場しているべきだと考えている。
「ジョージ(・ルーカス)が『スター・ウォーズ』のことを“史上最も高額な低予算映画”と呼んでいたあの地味な時代に、僕を参加させてくれたことに心から感謝しています。『スター・ウォーズ』が永久的なシリーズになり、こんなふうにポップカルチャーの一部になるだなんて、思いもしませんでした」とハミルはシリーズ参加を感慨深く振り返るが、ルーク・スカイウォーカーとしての出番はもう過ぎたと実感しているようだ。
「僕には僕の時代があった。それはありがたいことです。でも、彼らはシリーズの将来と新しいキャラクターたちに焦点を当てるべきだと、僕は本当に思っています。」
ルーカスフィルムは現在、2026年公開予定の映画『マンダロリアン&グローグー』に向けて準備中。こちらは帝国崩壊後の過去を描く時代設定だが、もう一つの新作映画『スター・ウォーズ/スターファイター』は『スカイウォーカーの夜明け』から数年後の未来を描く物語。ライアン・ゴズリングが新たなる時代を開拓するヒーローとなる。
「それにね」と、ハミルは自身が再演すべきではない事情を、こんなジョークに絡めて笑っている。「『最後のジェダイ』で僕が消えた時、ローブを残したまま消えたでしょう。だから裸のフォース・ゴーストとして出てくるわけにもいかないしね。それはわかってほしいな」。