洗濯のせいだった。冬服の寿命を縮める“やりがちなNG3つ”「ヨレヨレになる」「毛羽立つ原因」
洗濯研究家の平島利恵です。冬の必需品であるニット、ヒートテック、タイツ。「去年よりヨレてる」「毛玉がすぐできる」。そんなお悩みは、洗濯の“ちょっとしたNG”が原因のことが多いんです。今日は、専門家の視点から“やりがちな3つのNG行為”に絞って解説します。
NG1 詰め込み洗い
冬服は厚みがある分、洗濯槽の中で触れ合う面積も増えます。
その状態で詰め込むと、洗濯中に衣類同士が強くこすれ合い、摩擦が一気に増加します。
摩擦が増えると
・ニットの毛羽立ち
・静電気
・表面の白っぽいスレ
・ヒートテックのヨレ
など、ダメージが一気に進みます。
理想は、縦型で洗濯槽の7~8割、ドラム式は5~7割まで。
"服の劣化”は、詰め込みすぎを見直すだけでも、大きく変わります。
NG2 脱水のしすぎ
脱水は、実は服にとって負担がかかる工程。
とくにヒートテックやタイツのような“伸縮糸入りの化繊”や、ニットなどのデリケートな衣類は、伸び・ヨレ・生地の薄まりにつながります。
デリケートな服・シワを防ぎたい服の場合、
・脱水は1分だけ
・もしくはタオルで軽く挟んで水気を取る
がおすすめです。
逆に、中々乾きにくい厚手で丈夫な服は、脱水時間を長くする方が早く乾きます。
NG3 ネットの間違った使い方
洗濯ネットに入れれば安心、ではありません。
実はネットに複数枚の服を入れると、中でこすれあい、摩擦が増えてしまいます。
正しい使い方は、
・洗濯ネットには、衣類を1枚だけ入れる
・衣類の大きさに合ったサイズのネットを使う
・ニットは裏返して表面の毛羽立ちを予防
さらに、ネットに入れる前に軽く畳むだけで、洗濯中の余計な動きを抑えられ、シワ予防・型崩れ防止の効果がグッと高まります。
“入れればいい”と思われがちですが、入れ方次第で仕上がりが大きく変わります。
洗濯表示を見る習慣を
洋服のタグには、
・使える洗剤の種類
・漂白剤OKか
・洗い方
・干し方
・乾燥機が使えるか
など、洗濯に欠かせない情報がすべて書かれています。
洗濯表示どおりに洗うだけで、
型崩れ・縮み・傷みのリスクを大幅に減らせます。
忙しい日でも、洗う前に“3秒だけタグを見る”習慣をつけると、服の寿命が本当に伸びます。
洗濯前の少しの工夫で、衣類はもっと長持ちします。
明日の洗濯から、ぜひ試してくださいね。
平島利恵/洗濯研究家