<静岡高校サッカー>全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメントが26日開幕!優勝候補は?1回戦屈指の好カードは?
第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会の決勝トーナメントは10月26日からスタートする。1次リーグを勝ち抜いた10校に、プレミアリーグとプリンスリーグに所属するシード校が加わり、計16校で全国切符を争う。
本命は県3冠を狙う静岡学園
本命は2年連続15度目の全国出場と県3冠がかかる静岡学園だ。プレミアリーグは12チーム中9位と苦戦が続いているものの、ここ4試合は全国の難敵相手に1勝3分けと負けない戦いを続け、残留争いから一歩抜け出した。
SBSカップに県選抜として出場した堀川隼や加藤佑基のほか、年代別代表経験のある2年生MF山縣優翔らタレントは豊富。ボール支配率ではどこが相手でも劣ることはないだろう。守りを固めてくる相手に対し、前線がどれだけ仕事をこなせるか。
藤枝明誠の“逆襲”は…
静岡学園に続くのは、藤枝明誠、藤枝東、浜松開誠館のプリンスリーグ上位校。今季の実績だけを見れば、準決勝のカードは静岡学園ー藤枝東、浜松開誠館ー藤枝明誠が予想される。
注目は藤枝明誠。夏の県高校総体は富士東を相手に一方的に攻めながら堅守を突き崩せず、初戦敗退した。苦杯をなめた選手たちの今大会にかける思いは強い。主将のキング栄志を中心に強さとうまさを兼ね備えた面々がそろい、4年ぶり4度目の頂点は十分に射程圏内だ。
東海大翔洋の一体感
シズサカ編集部は、県Aリーグで首位を走る東海大翔洋に注目したい。個性豊かな選手たちを散りばめ、硬軟織り交ぜた攻撃を繰り出す。ベンチメンバーを含めた一体感と高校生らしい元気の良さが感じられ、見ていて気持ちがいいチームだ。
懸念されるのは守備のもろさ。全国までの4試合、集中力を切らさずに80分間戦い抜くことができた時、古豪復活ののろしがいよいよ上がる。
1回戦屈指の好カード
1回戦屈指の好カードは「清水桜が丘ー富士市立」。県総体で初戦敗退した清水桜が丘が伝統校のプライドを披露するか、県総体で4強入りした“東部の雄”が悲願の全国に向けて弾みをつけるか。
清水桜が丘の堅守速攻と、富士市立のテクニック。どちらも伝統のスタイルは健在だ。互いが持ち味をぶつけ合う好勝負に期待したい。