犬が『散歩から帰りたくない』ときにみせる行動4つ お家に帰ろうとしない理由や対処法をご紹介
犬が散歩から帰りたくないときにみせる行動
1.踏ん張って歩かなくなる
犬が散歩から帰りたくないとき、踏ん張って歩かなくなることがあります。柴犬の場合では、「拒否柴」と言われる状態です。
「もうちょっと歩く?」と言葉をかけたり、飼い主が家とは反対に歩き出そうとしたりすると再び歩き始めます。
もし、踏ん張って歩かなくなってしまったときに「もうおしまいだよ!」と無理にリードを引っ張ると、首輪やハーネスが抜けて迷子や交通事故の原因になってしまうことがあるので注意しましょう。
また、リードを強く引っ張ると、犬の気管に負荷がかかります。気管が潰れてしまうと、呼吸にも影響を与え、命に関わることもありますのでやめましょう。
お家に帰りたがらないのは、お散歩に満足していないからです。時間に制限があるときは、早歩きをするなどし、運動強度を上げてみてください。
2.来た道を戻ろうとする
犬が散歩から帰りたくないとき、来た道を戻ろうとすることがあります。
家に近づいたときによくするのですが、このまま歩き続けると家に着いてしまうと思い、引き返そうと考えているのでしょう。
予想よりも倍歩くことになるので、飼い主としては「時間が…」「体力が…」と、来た道を戻ろうとする愛犬を止めるのではないでしょうか。
こんなときに試してみてほしい対処法があります。それは、初めからいつものお散歩コースを逆に回るということです。
いつもと同じ道を歩きますが、逆回りになるだけでも雰囲気が変わります。「最近よく帰宅拒否をするんだよな…」とお困りのときに試してみてくださいね。
3.座り込む
犬が散歩から帰りたくないとき、座り込むことがあります。
雨上がりで地面が濡れているときに座り込まれると、「おしりが汚れるからやめて~」とも言いたくなりますよね。
汚れないためにと、仕方なくお散歩を続けることがあるのではないでしょうか。
1時間も歩いたのに帰宅を拒否するなんてことがあるときは、刺激が足りないのだと思います。お散歩がマンネリしてしまっているのでしょう。
対処法として、お散歩の時間をいつもより1時間程度遅らせてみてください。逆に1時間程度早めるのでも構いません。
1時間も差があると、ほぼ毎日すれ違う他犬とすれ違わなくなります。その代わり、初めてすれ違う他犬との出会いがあります。これは、犬にとって嬉しい刺激になります。
毎日決まった時間にお散歩に行っているという場合にとくに有効的な対処法です。
4.寝転がる
犬が散歩から帰りたくないとき、寝転がることがあります。
例えば、雨が降っていていつもより散歩の時間が短くなってしまったときなどです。濡れることが大嫌いな犬もいますが、どしゃ降りだろうとびしょ濡れになろううと、「お散歩を楽しみたいんだ!」という犬もいます。
対処法は、雨の日であればオールインワンのレインコートを着せることです。
晴れた日であれば、たまにはお散歩コースを変えてみましょう。少し違うだけでも犬を楽しませることができると思います。
まとめ
犬が散歩から帰りたくないときにみせる行動を4つ解説しました。
✔踏ん張って歩かなくなる
✔来た道を戻ろうとする
✔座り込む
✔寝転がる
時間をかければ満足するとは限りませんし、のんびり歩くのが好きで運動好きなわけではない犬もいるでしょう。
満足させる、楽しませるって、意外と難しいものですよね。愛犬の気持ちを尊重しつつ、メリハリをつけた対応を心がけることが大切です。
たとえば、帰宅後に楽しい遊びの時間を設けたり、ご褒美を与えたりすることで、「帰ることも楽しい」と思わせる工夫をしてみましょう。散歩の終わりをポジティブなものにすることで、スムーズに帰宅できるようになりますよ。