ご当地マンホール 新デザインは「藤澤宿」 足元に注目!「下水道に関心を」
西富のふじさわ宿交流館近く、藤沢橋自動車排出ガス測定局の前に15日、新しいデザインのご当地マンホールが設置された。絵柄のモチーフは「藤澤宿」にゆかりの深い小栗判官を描いた浮世絵だ。
市内の魅力を再認識してもらおうと、地域の特性を生かした郷土愛あふれるまちづくりを進める藤沢地区郷土づくり推進会議から市に、藤澤宿を連想させるデザインマンホールづくりの提案があり、設置に至った。
同会議が素案を作成し、庁内の障害者雇用の場として運営しているJOBチャレふじさわメンバーの協力を得て、デザイン化。近々同館でも同様のマンホール蓋が展示されるほか、下水道広報プラットフォームが企画・監修し、全国各地で配布されている人気のマンホールカードの作成、配布も今年度内に予定されている。
市下水道計画業務課によると、市の下水排除方式には汚水と雨水を同一の管渠(かんきょ)で排除、処理する「合流式」、別々に排除、処理する「分流式」があり、合流式と分流式の雨水管蓋には市の花「フジ」、分流式の汚水管蓋には、市の木「クロマツ」がもともと描かれているという。
また近年では、江の島臨港道路沿いの歩道に、島に伝わる龍神伝説をイメージした蓋、5カ国語の「ようこそ」のメッセージと市公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」がセーリングをするイラストが描かれた蓋なども設置された。
「今や当たり前になった下水道に関心を持ってもらうためのコンテンツとして、足元に注目してもらえれば」と同課は市民に呼びかけている。