気に入らないなら避けて…!執拗に母に絡む意地悪な施設のおばあちゃん #母の認知症介護日記 223
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんは、とにかく外に出たいようで、施設のケアマネさんやほかの入居者さんにも外出したいと訴え続けていて、ワフウフさん姉妹は困っていました。そして、困っている行動はほかにも……。それは、いわゆる「物盗られ妄想」。「物を盗られる」という思い込みから、6畳ワンルームの限られたスペースに、あーちゃんはあれこれ隠してしまいます。今は具体的に誰かを疑うことはありませんが、今後お世話になっているスタッフさんを疑うようになったら……と、ワフウフさんは心配しています。
対策を考えて…
姉妹で協力しながら、ほぼ毎日施設に通っているワフウフさん姉妹。一番の目的は、あーちゃんを散歩に連れ出すことで、毎日あちこち歩き回り、多いときには1万歩以上歩くことも。足元が弱ってきたと思っていたあーちゃんも、スニーカーを履いて危なげなくどんどん歩いてくれますが、付き合うほうはラクではありません……。それなのに、あーちゃんはお散歩をしたことをすっかり忘れてしまうようで「外に出るのは久しぶり!」と毎回言われて、ワフウフさんはガッカリしてしまいます。
何度か登場している、同じ施設の「意地悪なおばあちゃん」こと「アライちゃん」。最近は、施設で遭遇するとその様子を姉妹間で共有するようになっていました。相変わらず意地悪で、数字がわからなくなっているあーちゃんが自分の年齢を間違えて伝えていただけなのに……。
「サバを読んだ」と難癖をつけられてしまいました。
そうかと思えば、あーちゃんの口ぶりをマネしてみたり……。
ただ、姉はあーちゃんのためにもアライちゃんとはうまく付き合っていくべきだと考えているようで、大人の対応をしています。
私はというと、姉のような大人の対応ができないので、アライちゃんの気配を感じると……。
顎を引いて、目を見開いて口角を上げて、思い切り作り笑顔をします。
そのまま、話しかけるなというオーラを放ってやるのです。姉いわく、お笑い芸人さんのひとりに似ているようで……(笑)。
それが不気味だったのかはわかりませんが、アライちゃんは私がいるときに話しかけてこなくなりました。アライちゃん封じの術、効いているみたいです。
何度か登場している、同じ施設の「意地悪なおばあちゃん」こと「アライちゃん」は、施設内で遭遇すると姉妹間でそのときの様子を報告し合うようになっています。あーちゃんの何が気に入らないのかわかりませんが、相変わらず意地悪……。あーちゃんは数字がわからなくなって、自分の年齢を言い間違えただけなのに「サバを読んだ」と難癖をつけてきたり、あーちゃんの口調を執拗にマネしたり。
それでも、姉はあーちゃんのためにアライちゃんとはうまく付き合っていくべきだと考えているようで、アライちゃんには丁寧に接しています。私はそんなふうに大人の対応ができないので、アライちゃんの気配を感じたときは思い切り作り笑顔をして「話しかけるなオーラ」を放つようにしました。
私の変顔があまりにも不気味だったのか、アライちゃんは私がいるときに話しかけてこなくなりました。あーちゃんのことが気に入らないのは仕方がないのだから、いっそ避けてくれればいいのに……。話しかけてきて攻撃までするなんて、本当に面倒なおばあちゃんだこと!
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何人も集まれば、合う人合わない人がいるのは仕方がないことだと思います。でも、学校や会社のように必ず付き合わなければならない場ではないので、ワフウフさんの言うように、あーちゃんのことが気に入らないなら距離を置いてくれればお互いストレスがないですよね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。