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北海道日本ハムファイターズの歴代背番号15 北山亘基が57からシーズン中では異例の変更

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日本ハムの北山亘基,ⒸSPAIA

北山亘基が背番号57から15に変更

日本ハム・北山亘基投手の背番号が「57」から「15」に変更された。シーズン中では異例だが、新庄剛志監督が空き番になっていた15への変更を提案したという。先発ローテーションの一角を担う右腕にとって、背筋の伸びる変更だろう。

日本ハムでは前身球団時代も含めて主に投手が背負ってきた15。歴代の主な背番号15を紹介する。

宮沢澄也:1951~58年

松本商から明治大を経て1951年、東急フライヤーズに入団。1952年と1955年に8勝を挙げるなど通算30勝をマークした。1958年に引退し、翌1959年からコーチ、スカウト、スコアラーなどを歴任した。

杉田久雄:1971~77年

浜松商から中央大を経て1970年ドラフト1位で東映フライヤーズに入団。日拓ホームフライヤーズ、日本ハムファイターズと球団名が変わる転換期にプレーした。

日本ハム時代は1976年の5勝が最多だったが、南海移籍後の1979年に7勝をマーク。広島移籍後の1981年に引退するまで通算19勝を挙げた。

工藤幹夫:1979~86年

秋田・本荘高から1978年ドラフト2位で日本ハムに入団。1981年、シーズンは2勝9敗だったが、巨人との日本シリーズで2勝を挙げた。

翌1982年は20勝4敗、防御率2.10をマークして最多勝と最高勝率のタイトルを獲得。28試合のうち12試合で完投するフル回転だった。

しかし、ケガの影響もあって1983年に8勝を挙げたのを最後に勝利の女神から見離され、野手転向した1988年限りで引退。通算30勝22敗の成績を残した。

武田一浩:1988~91年

明大中野高から明治大を経て1987年ドラフト1位で入団。1990年に10勝5敗13セーブをマークすると、翌1991年には初タイトルとなる4勝8敗18セーブで最優秀救援投手に輝いた。

1992年から背番号4に変更。1996年からトレードでダイエーに移籍し、1999年から明治大の先輩でもある星野仙一監督が率いる中日にFA移籍した。さらに2002年は巨人でプレーし、同年限りで引退。通算89勝99敗31セーブの成績を残した。15を背負ったのは他球団も含めて日本ハム時代の最初の4年間だけだった。

五十嵐信一:1992~1996年

武田一浩の15と自ら背負っていた4を交換したのが五十嵐信一だ。1977年ドラフト外で日大二高から入団し、シュアな打撃で活躍。入団当初は51、1982年から4に変更したが、1992年から引退する1996年まで15でプレーし、通算1069試合に出場した。

ナイジェル・ウィルソン:1997~2001年

1997年に来日し、6月21日の近鉄戦で王貞治以来となる1試合4打席連続本塁打を放つなど、いきなり37本塁打でタイトルを獲得。翌1998年は33本塁打、124打点で二冠王に輝いた。

2000年にも37本塁打を放ち、近鉄に移籍した2002年まで計6年間、日本でプレー。NPB通算119本塁打、337打点をマークした。

横山道哉:2004~06年

2003年オフに野中信吾との交換トレードで日本ハムに移籍し、翌2004年に4勝5敗28セーブで最優秀救援投手に輝く。2005年も12セーブを挙げたが、2006年は一軍での登板機会がなく戦力外通告。2007年から横浜に復帰し、2009年に引退した。

榊原諒:2009~13年

2年間、15を背負ったミッチ・ジョーンズから受け継いだのが榊原諒。中京高、三菱自動車岡崎、関西国際大を経て2008年ドラフト2位で入団し、2010年にリリーフで10勝を挙げて新人王に輝いた。

2011年も60試合に登板して1勝3敗23ホールドをマークしたが、その後はケガに泣き、オリックス移籍後の2015年に引退。プロ通算11勝6敗32ホールドの成績を残した。

上沢直之:2018~23年

榊原の後、ルイス・メンドーサを経て2018年から15をつけたのが上沢直之。専大松戸高から入団した当時は63だったが、15を背負った1年目に初の2桁となる11勝を挙げた。

その後、2021年には自己最多の12勝。2023年オフにポスティングシステムでMLBレイズとマイナー契約を結んだが、その後移籍したレッドソックスで2試合登板に終わり、2025年からソフトバンク入りした。

北山はこれから15を自分色に染めることができるか。さらなる活躍が期待される。

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記事:SPAIA編集部

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