「双子の姉妹」がピアノに人生を捧げた感動の実話『デュオ 1/2のピアニスト』本予告映像&新ビジュアル
実在するフランスの双子の天才ピアニスト、プレネ姉妹の数奇な運命と人生をモデルに、難病により夢を奪われた双子姉妹の苦難と葛藤と成功の物語を描いた映画『デュオ 1/2のピアニスト』の本予告映像と新ビジュアル解禁された。
不思議な関係の“双子”の絆
本作は、双子の姉妹がピアノに人生を捧げた感動の実話。この度解禁となった本予告映像は、2台のピアノとともにステージに立つクレール(カミーユ・ラザ)とジャンヌ(メラニー・ロベール)にスタンディングオベーションが巻き起こるシーンから幕が開ける。
父親・セルジュ(フランク・デュボスク)から常に“一番”を求められ、アスリートのような教育を受けてきた2人は、名門カールスルーエ音楽院に入学する。そこで待ち受けていたのは、コンサートのソリストをかけたクラス分け試験。
その結果、クレールは上級クラスに選ばれたが、ジャンヌは「本物が一人いればコピーは不要だ」と切り捨てられ、いつも一緒だった2人は引き裂かれてしまう。
コンサートのオーディションに向け、何人ものプロを育ててきたレナート先生のスパルタ指導のもと練習に励むクレールだが、ある日手に痛みを覚え病院へ行くと、両手が徐々に不自由になる難病にかかっていることを知らされる。そして、それは遺伝性のものでまもなくジャンヌも発症し、2人はピアニストへの夢を絶たれてしまう。
扉も開けられないほどの手で、絶望の淵に立たされるクレールとジャンヌ。しかし、改めてピアノが人生のすべてだと気づき、再び夢のステージに立つために、唯一無二の演奏方法をひらめく。それは、“譜面を2人で補い合う”という「双子だから」できる“神業”だった。2人が編み出した奏法は、一体どんな奇跡の旋律を奏で、自らの運命を変えるのかー。
合わせて解禁された新ビジュアルと場面写真で描かれるのは、苦難と葛藤、そして夢のステージに立つという成功までの双子の姿。幼い頃からいつも一緒の2人は、音楽院へ入学するとクラス分けとともに離れ離れに。しかし、同じ難病を発症し再び一つになる。姉妹であり、家族であり、一番身近な自分とも言える不思議な関係の“双子”の絆にも注目だ。
“新次元のピアノ・デュオ”坂本彩、坂本リサ姉妹からコメントが到着
この度、“新次元のピアノ・デュオ”としてクラシック界で今最も期待と注目を集める坂本彩、坂本リサ姉妹から本作へのコメントが到着した。
坂本彩、坂本リサ姉妹は、幼少期からデュオを始め、驚異的なアンサンブルを培い、ともに東京藝術大学大学院で研鑽を積んだ後ドイツへ留学。2021 年に最難関として知られるミュンヘンでのコンクールピアノデュオ部門で日本人デュオとして初の第3位入賞を果たした他、聴衆賞・特別賞を受賞。2024年11月に待望のデビューアルバム「Duettist」を発売し、新たなピアノデュオの可能性を切り開いている。
そんなまるで本作の主人公の双子のような、幼い頃から音楽の世界に身を置き、数々のプレッシャーや試練を乗り越え、さらにどんな時も切磋琢磨し合ってきた2人が本作をいち早く鑑賞し大称賛した。
坂本リサ姉妹コメント
小さい頃から切磋琢磨し、ピアノを弾き続けてきたクレールとジャンヌの姿を、つい自分たちと重ね合わせながら観入ってしまいました。私たちにもそれぞれに挫折しかけた時期、片やピアノの前で泣き崩れ、片や励まし続けた夜、⾔葉にせずともお互いを理解し合いながら苦楽を共にしてきたこと。私たちとピアノのことに昔から全力を注いでくれる両親のことも頭に浮かび、目頭が熱くなりました。そして、人生の選択に正解がないことの難しさとその可能性の広さについて深く考えさせられました。
私たちも”1/2″。⽋けている部分は互いに補い、一緒に演奏していると喜びやアイディアが何倍にも拡がる。でも、クレールとジャンヌと同じような絶望、苦境に陥った時、彼女たちのような選択をする勇気を持てるでしょうか?あの特別な発想と演奏スタイルは彼⼥たちにしか成し得ないことであり、そこにたどり着いたのはまさに驚異的なこと。彼女たちが再び得た音楽への強烈な愛は、私たちの心にも新鮮な風を呼び起こしました。
映画『デュオ 1/2のピアニスト』は2月28日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー