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【機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)】6話 解説・考察まとめ|暗殺計画の真相とZ要素を徹底解説!ニャアン&マチュの三角関係はどうなる?【ネタバレ注意】

攻略大百科

この記事では、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の第6話で描かれた衝撃の展開、隠された伏線、そして今後の物語を大胆に考察します。物語の核心に迫る情報や、登場人物たちの複雑な心情、そしてZガンダムからの要素に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事には、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第6話および既存ガンダム作品のネタバレが含まれます。

第6話「キシリア暗殺計画」:物語は新たな局面へ

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第6話「キシリア暗殺計画」が放送されました。全12話の折り返し地点となる本エピソードは、これまでのクランバトル中心の展開から一変、衝撃的な政治劇と人間ドラマが交錯するシリーズの大きな転換点となりました。

特に、あの『Zガンダム』を想起させる要素の数々に、多くの視聴者が騒然となりました。

出典: www.gundam.info

第6話は、サブタイトルが示す通り、ジオン内部の政争、特にキシリアを巡る暗殺計画が表面化するエピソードでした。それまで非合法なクランバトルが主軸だった物語は、サイド6のイズマコロニーへと舞台を移し、よりシリアスな政治・陰謀劇へと大きく舵を切ります。

この転換は、単に舞台が変わっただけでなく、登場人物たちが直面する問題が「競技」から「現実の戦争と権力闘争」へとシフトしたことを意味します。視聴者からは「見どころ盛りだくさん」「情報量エグイ」といった声が多く聞かれ、物語の新たな展開に大きな期待が寄せられています。

キシリア暗殺計画の真相と勢力図

キシリアがサイド6の大実業家であるペルガミノ大統領と密談し、サイド6に自身の地歩を築こうとする動きをきっかけに、各陣営の思惑が複雑に絡み合います。コモリ少尉の発言からは、サイド6がややギレン派寄りである状況を、キシリア派へ引き込もうとする狙いが見て取れます。

暗殺計画の実行犯と黒幕は誰か?(考察)

作中で示唆された情報から、キシリア暗殺を企てているのは、バスク・オムが指揮するアマラカマラ商会である可能性が高いと考察されます。アマラカマラ商会は仮の姿で、実質的には地球連邦軍過激派のテロリスト部隊であるようです。

さらに、アマラカマラ商会がサイコガンダムやハンムラビのような地球連邦軍最新兵器を正規の手続きを経ずにサイド6へ密入国させられた背景には、ギレン派の介入があったと考えられ、ギレンがバスクを操ってキシリア暗殺を目論んでいるのではないかと思われます。

その目的は、キシリア排除に加え、キシリアに靡くイズマコロニーをサイコガンダムによる大虐殺で粛清することにあるのかもしれません。ギレンの「目が覚めるほどのド畜生」ぶりは健在のようです。

出典: www.gundam.info

一方、シャリア・ブルはキケロガをグラナダから呼び寄せるなど、この事態に対抗する動きを見せており、むしろキシリアを守る側に回っているようにも見えます。彼はランドムーバーを駆使してエグザベを救出するなど、ジークアクスにおけるヒーロー枠としての側面も描かれています。

ギレン、キシリア、シャアの権力闘争

出典: www.gundam.info

ギレン(理想による支配)、キシリア(実務と現場感覚)、シャア(復讐)という三者の思惑が交錯し、ジオン内部の権力闘争は激化の一途をたどります。シャアは赤いガンダムに閉じ込められているらしいですが、「ニャアンしゅき」とシュウジの口を借りて発言するなど、世界が変わってもエキゾチック少女趣味は変わらないようです。

また、物語の序盤から地味に登場していた軍警刑事二人が、エグザベを殺すことでジオンを威嚇しようとした行動の末に殉職するなど、この政争の渦中で犠牲者が出ていることも描かれました。彼らなりに故郷を守ろうとしたのかもしれません。毎回誰かが死ぬという展開は、『新機動戦記ガンダムW』を想起させるとの声もあります。

Zガンダムからの要素が続々登場

第6話で最も視聴者に衝撃を与えたのは、初代ガンダムだけでなく、『機動戦士Zガンダム』からの要素が色濃く描かれた点です。

宇宙世紀の汚物!?バスク・オムの登場

『Zガンダム』でティターンズ幹部として悪行の限りを尽くしたバスク・オムが登場しました。

出典: x.com

「宇宙世紀の汚物」とも呼ばれるほどの所業(コロニー毒ガス注入、スペースノイド虫けら呼ばわり、カミーユ母公開処刑など)を重ねてきた彼が、ジークアクス世界ではキシリア暗殺を狙うテロリストとして描かれるという皮肉な役どころに、ファンは驚きを隠せませんでした。

正史ではジオン残党のテロリストを殺して楽しんでいた側だった彼が、テロリスト当事者になっているというアイロニーが際立ちます。彼の存在は、単なる過去作リスペクトに留まらず、ティターンズ的な「力による統制」という思想の亡霊がこの世界にも侵食していることを示唆していると考えられます。名前が挙がるだけで空気が一変するほどの強烈なインパクトは、「構造の象徴」としての彼の存在感を示しています。

是非とも今回は「ある意味幸せな死に様」以外の退場の仕方をしてほしいと願う声も聞かれました。

強化人間ドゥー

ムラサメ研究所出身とされる強化人間の少女、ドゥーも登場しました。名前の「ドゥー」がフランス語で「2番目」を意味することから、ムラサメ研究所のナンバリング個体(ドゥー・ムラサメ?)であり、フォウ・ムラサメに続く存在である可能性が推測されています。

出典: x.com

一年戦争の戦災孤児を改造した存在かもしれません。強化人間は薬物や脳手術でNT能力を後天的に得た存在であり、精神的に不安定なケースが多く、ガンダムシリーズでは悲劇的な末路を辿ることがほとんどです。ゲーツ・キャパのような他の強化人間関連人物も登場し、Zガンダムで描かれた「人間兵器化」のテーマが本作にも引き継がれたことが明確になりました。

ドゥーは「キラキラを見ている」と語っており、世界の歪みを感じる観測者、感情のセンサーとしての側面も示唆されます。次回予告でサイコガンダムに搭乗し、コロニー市街地での虐殺に関わる可能性が示唆されており、「国士無双みたいな役」「絶対にむごたらしく死ぬのが確定」といった絶望的な見方も出ています。サイコガンダムのコクピットは頭部にあるため、クラバ敗北=戦死という構造も、彼女の悲劇を強調します。

日常崩壊の象徴、サイコガンダム

出典: bandai-hobby.net

アマラカマラ商会が「空調機」と偽って持ち込んだ大型兵器は、その描写やドゥーとの関連から、サイコガンダムである可能性が非常に高いと見られています。Zガンダムにおいて破滅と恐怖の象徴として描かれたサイコガンダムが、次回予告でコロニー市街地を舞台に暴れまわる様子は、マチュたちの日常が崩壊し、本格的な戦争が始まることの予兆と言えるでしょう。

市街地が戦場となり、市民が虐殺されるという展開は、物語の転換点となります。サイコガンダムは、コロニーに投入されることで局地的な「世界改変」を引き起こす兵器として機能する可能性も指摘されており、Zの記憶を持った装置がGQuuuuuuXの構造を壊しに来ているという解釈も生まれています。

幻の機体 キケロガ

出典: hjweb.jp

シャリア・ブルの口から語られた「キケロガ」という名も、ガンダムファンをざわつかせました。これは、1979年放送の初代ガンダムの企画段階で書かれた「トミノメモ」に名前だけ登場した未使用MSです。シャアが搭乗し、ララァのエルメスと共にホワイトベースと対峙する予定だった「幻のゲルググ」とも言われています。その後の設定ではNT専用試作機、サイコミュ兵装を持つ高性能機とされています。

NT兵器開発に関わったシムス大尉がこの名を語ったことから、単なる懐古趣味ではなく、ジークアクス世界におけるニュータイプ研究とその兵器開発計画の再始動を意味していると考察されています。

アマラカマラ商会の動きに対抗するため、シャリア・ブルがキケロガを用意していた可能性もあり、この機体がジークアクス世界でどのような役割を果たすのか、注目されます。「兵器の名」が語られるだけで世界が動き出すという、ガンダム的な演出の真骨頂と言えるでしょう。

揺れ動く心:マチュ、ニャアン、シュウジの人間ドラマ

政治的な陰謀が加速する一方で、マチュ、ニャアン、シュウジという主要キャラクターたちの人間ドラマも深く描かれました。

追い詰められるマチュの孤独と反抗

出典: www.gundam.info

クランバトルでニャアンが代わりに活躍したのに、マチュが皆に褒められたことによってマチュの自尊心は深く傷つきます。誰にも責められていないのに、自分だけが傷ついているというリアルな居心地の悪さが描かれました。

さらに、信頼していたアンキーが赤いガンダムの懸賞金目的で自分を利用していたことを知り、孤独感を深めます。母との進路相談で「普通でいろ」と自分の夢(地球の海で泳ぎたい)を否定されたことも、マチュを追い詰める要因となりました。

現実離れした「この場所ではない何か特別なこと」をしたいという形のない夢を否定され、社会、家族、仲間、どこにも居場所を見いだせないマチュは、ついに「逃げる」という選択をしようとします。これは単なる逃避ではなく、彼女なりの「リベリオン(革命)」なのかもしれません。

変貌するニャアンとマチュとの対比

出典: www.gundam.info

ニャアンは、中華料理屋でのアルバイトやジオンの大学の赤本を持つなど、現実的な夢を持ち、地に足をつけて生きようとしています。セール情報や節約している描写、大学の赤本は、大学に通い仕事について生きていくという、地に足のついた夢を示唆しています。

これは、現実から逃避し「特別な何か」を求めるマチュとの強い対比として描かれています。第5話以降のニャアンのビジュアルや言動の変化(眼差しや声のトーン)は、単なる成長ではなく、彼女が「何かを背負う存在」へと変貌し、覚醒の予兆を見せていることを示唆しています。

「キラキラを見る者」としての変化の兆しです。ニャアンの部屋のカレンダーがフランス語表記であることが根拠の一つとして、ニャアンが実は強化人間「アン・ムラサメ」ではないかという考察も一部で囁かれています。

シュウジの「また書き換えなきゃ」が示すもの

出典: www.gundam.info

シュウジが天井にグラフィティを描きながら発した「また書き換えなきゃ」という言葉は、多くの視聴者に衝撃を与えました。キラキラの中に白い空白(まだ描かれていない未来、存在しない何か)を描きながらの発言は、単なる創作癖ではなく、このジークアクス世界が「既に一度書き換えられたパラレルワールド」であること、そして再び世界を再構築しようとするシュウジの意志を示唆していると考察されています。

“また”という言葉が過去の改変を匂わせます。彼が赤いガンダムと共に目指す「シャロンの薔薇」も、この「世界を書き換える」というテーマに関わる鍵となる可能性があります。この発言は、物語世界の内側と外側を接続する「橋」であり、ジークアクスが「現実そのものの編集」というメタな領域に踏み込もうとしていることを示唆していると考えられます。

シュウジは物語の登場人物でありながら、同時に「創造者の代理」として、ガンダムという神話体系を再定義しようとしているのかもしれません。

3人の関係性の変化

前回のクランバトルにより、マチュ、ニャアン、シュウジの3人は向いている方向が別々になってしまいます。

出典: www.gundam.info

ニャアンとシュウジが親密そうに餃子を作る様子を見て、マチュが何も言えずに立ち去るシーンは、戦いではない「日常」の中での関係性の変化と、マチュの孤立感を強く印象付けました。戦わなくていい時間こそが、人を最も深く傷つけるという逆説が描かれました。

次回予告では、悲惨な状況の中、再び3人が関わり合うことが示唆されており、彼らの関係がどのように変化していくのか、注目されます。マチュは地球へ行く計画で、ニャアンと共に3人で落ち合えたらと願っています。

今後の展開を大胆予想

第6話で張られた多くの伏線と、物語の転換点であることを踏まえ、今後の展開を大胆に予想します。

クランバトル制度の終焉と秩序の崩壊:サイコガンダムによるコロニーでの虐殺が発生すれば、非合法なクランバトルどころではなくなり、制度そのものが崩壊に向かうでしょう。これにより、軍や政治勢力による新たな秩序、あるいは無秩序な混乱が訪れる可能性があります。

ジークアクスの戦略兵器化:ジークアクスは、その未知の高性能から、今後軍や各勢力にとって奪い合いの対象となる戦略兵器として描かれていくと考えられます。マチュは、この強大な力をどう使うか、あるいは使わないかという選択を迫られるでしょう。ジークアクスの正体や開発元(過去の戦争遺産、旧ジオン系、異星技術など)が明らかになるにつれて、物語の中核に迫る可能性があります。

赤いガンダムとアンキーの目的:赤いガンダムの正体(シャアなのか、新たなNT機なのか)と、それを追うアンキー(地球連邦の密偵?)の真の目的が明らかになるにつれて、物語はさらに複雑化するでしょう。アンキーとナブがマチュに赤いガンダムの情報をワザと聞かせた可能性も示唆されており、彼らの行動にはまだ裏がありそうです。運び屋のおじさん(コバヤシマル?)が子持ちだったという描写も、今後の展開に関わるかもしれません。

日常の崩壊とキャラクターたちの選択:次回予告で描かれたコロニーでの戦闘は、マチュたちの日常が完全に破壊されることを予感させます。悲惨な状況の中、マチュ、ニャアン、シュウジ、そしてドゥーといったキャラクターたちが、それぞれの「夢」や「信じるもの」のためにどのような選択をするのかが、物語の核心となります。特に、ニャアンがジークアクスに搭乗する可能性や、エヴァを想起させるようなマチュの精神状態の変化など、予測不能な展開が待っているかもしれません。親との死に別れなど、鬱展開の懸念も指摘されています。

Zガンダム要素の深化:バスク、強化人間、サイコガンダムといったZガンダム要素は、単なるファンサービスではなく、本作のテーマ(力による支配、人間兵器の悲劇、世界の歪み)と深く結びついて描かれていくと考えられます。ドゥーがサイコガンダムを操縦する行為は、彼女自身の叫びや抗議として描かれるかもしれません。

まとめ

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第6話「キシリア暗殺計画」は、物語の舞台と構造を大きく変え、ジオンの内政闘争、Zガンダムからの衝撃的な要素、そして主要キャラクターたちの深い葛藤を描いた、非常に濃密なエピソードでした。キシリア暗殺計画という政治的な陰謀は、バスクやサイコガンダムといったZ要素と結びつき、世界の危機を予感させます。

出典: www.gundam.info

同時に、マチュが経験する「裏切りの三重奏」や、ニャアンとマチュの夢の対比、シュウジの示唆的な発言は、表面的な戦争描写の下に流れる、個人の心と世界の構造に関する重層的なテーマを浮き彫りにしました。描かれなかったマチュの仲間たちの不在など、「沈黙のメッセージ」も物語に深みを与えています。

この第6話は、シリーズの折り返し地点でありながら、「ガンダムとは何か」「この世界はどこへ向かうのか」という根源的な問いを視聴者に突きつける「再起動プログラム」のような回だったと言えるでしょう。ここから物語はさらに加速し、予測不能な展開へと突入していくはずです。今後のジークアクスから、ますます目が離せません。

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