強風の木更津沖で船シロギス好釣【東京・まる八】誘いの工夫で20cm級が次々ヒット!
1月4日(土)、東京湾平和島のまる八へ。釣り物はシロギス。「釣れているよ」ということで、久しぶりに出かけた。木更津沖は強風で厳しい状況だったが、誘いを工夫して20cm級の良型を次々とキャッチ。船中釣果は13~24cmを20~63尾。持ち帰ったシロギスは天ぷらにし、上品な味わいを堪能した。
まる八に乗ってシロギス釣り
今から十年前の同日、同船宿で私の最高釣果となる123尾を釣った記憶を思いだす。2025年の初釣りは釣って楽しく、食べても美味しいこの魚に決定。
6時30分までに受け付けを済ませて乗船。右舷7人、左舷8人が集まり、飯島直樹船長の操船で出港。航程50分ほどでポイントの木更津沖に到着。天気は曇り、あいにくの強風で船が暴れる。
エサ付けが釣果を左右
この釣りのキモはエサ付け。イソメの頭をハサミで切り、そこからハリ軸に沿ってまっすぐになるよう装着。次に大事なのはイソメのタラシ。この日は2~3cmにした。このタラシが長いとハリまで飲み込めないし、短かいと食いが悪い。
仕掛けは2本バリの片天ビン仕様。前方に10mくらい軽く投げ、オモリが海底に着いたら竿先を軽くシェイク、誘いを入れてアタリを待つ。
20cm良型キスが続々ヒット
さっそく竿先がプルプルと震えて本命からの心地いいシグナル。重さを感じながらリールを巻くと、20cm級の良型。
隣の右舷トモのSさんは、胴突き1本バリでコンスタントに釣っている。ハリのサイズを聞くと、手作り仕掛けをいただく。特徴のあるハリを使い、細部までこだわりのある手の込んだ仕掛けだ。釣り方もていねいで、私もこんな釣り人になりたいと思った。
ほかの釣り人も1本竿や2本竿を巧みに操って釣っている。仕掛けも天ビン、胴突きとさまざま。
昼ごろ、船上で熱湯がもらえるので、冬の時期はカップラーメンを持参するといい。この寒い時期、暖かい食べ物は嬉しい。
最終釣果
船中釣果は、13~24cm(平均20cm)を20~63尾。竿頭は左舷胴の間の柴田さん。軽く投げて誘いを入れて釣っていた。
持ち帰ったキスはすべて天ぷらに。衣はサクサクで身はフワフワ。上品な美味しさが口の中に広がる。個人的に天つゆではなく、塩を軽くつまんで振りかけるのが一番。
船長のコメント
「朝から2時間ほどシケ模様で釣れなかったが、復調後は釣れるようになりました。シケがなければ倍以上の釣果だったでしょう。シロギス釣りはまる八ホームページの出船スケジュールを確認してから予約をお願いします。不定期出船なので、釣行前に電話で確認を」
<週刊つりニュース関東版APC・針生芳昭/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年1月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。