トマトの切り方はこれ。野菜ソムリエの技に「種が出ない」「べちゃっとしない」
10秒で要点チェック!
トマトは種がある部分の境界線にそって切ると、果汁や種が出にくい
切り方1:トマトを横半分に切ったら、断面をみて境界線にそって切り分ける
切り方2:トマトのくぼみにそって切り分ける
サラダや和え物に!種や果汁が出ないトマトの切り方
トマトは包丁の入れ方のコツを押さえれば、種や果汁が出ずきれいに切れます。野菜ソムリエがトマトの切り方を詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。サラダや和え物にする場合は、種や果汁が出て水っぽくならない裏技を使うのがおすすめですよ!
トマトはこう切る!野菜ソムリエの切り方の裏技
1. トマトを横に切る
トマトは横半分にカットします。
2. 断面を上に向けておく
断面を上に向けておくと、画像のように種がある部分が分かれています。黄色の線のように、境界線の部分をカットすると種や果汁が出ずきれいにカットできますよ。
3. 種が分かれている部分を切る
種の部分を避け、種と種との境目に包丁を入れてカットしていきます。
種の部分の大きさが違うため、一切れずつ丁寧に包丁を入れて切り分けていきます。
残りすべて境界線の部分に包丁を入れて、一切れずつカットします。
カットしたトマトの大きさは不ぞろいになりますが、種が出る部分はひとつの面のみ。種が出にくいうえ、きれいに切り分けられます。サラダに入れたり和え物にしたりしても、左右に囲まれている境界線があることから種や果汁があまり出てきませんでした。
トマトのヘタのくぼみに沿って切る方法もおすすめ
1. トマトのくぼみの位置を確認する
トマトのヘタを上にしておくと、筋状にくぼみがあるのが分かります。このくぼみに沿ってカットすると、種の部分を避けて切ることができますよ。
2. くぼんだ部分に沿って包丁を入れる
トマトのくぼみに沿って包丁を入れていきます。くぼみは均等に入っていないため、一切れずつ包丁を入れてカットしましょう。
くぼみに沿ってカットすると、種のない部分を切ることができて種がこぼれ出てきません。
斜めに切り込みを入れると種の部分に当たってしまう場合があるので、なるべく上から下までくぼみに沿って切ることがポイントです。
トマトのくぼみは均一に入っているわけではありません。またトマトによっては種が入っている部分が真っ直ぐに囲まれていないことも。くし切りの大きさが均等に切れないことや少し種の部分が出てしまうなどデメリットはあります。ただ種や果汁がドロッと出てくることが少ないため、サラダや和え物に使うと水っぽくならずおすすめです。
サラダが水っぽくならないトマトの切り方はこれで決まり
トマトを何も考えずにカットすると、ドロッと種が出てきてしまいます。炒め物やソースなどにする場合は問題ありませんが、サラダや和え物にすると水っぽくなり味が薄まってしまうのが難点。
野菜ソムリエ直伝の切り方なら、中身が出てくることなくきれいにカットできますよ。それぞれのトマトで境界線のバランスやくぼみの数が変わり大きさはバラバラになりますが、料理によっては大助かり!ぜひ料理に合わせて切り方を変えてみてくださいね。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)