一日をごきげんに始める場所♪三宮・磯上通に『dining Pono』がオープン！ 神戸市
神戸・三宮の中心地から歩いて約10分。駅前のにぎわいをほんの少しだけ離れ、ゆったりとした空気が流れる磯上通に、この夏、新たなカフェダイニングが誕生しました。その名は『dining Pono（ダイニング ポノ）』（神戸市中央区）。
全面ガラス張りで、テラス席が素敵な開放感あふれる建物の2階に店を構えています。『ケーニヒスクローネ』の南側向かいの建物と聞くと、「あ、あの辺りか」とイメージしやすいかもしれません。
店名の「Pono」は、ハワイ語で「本来あるべき状態に戻す、元に戻る」というような意味がある言葉。“疲れた日には、料理でまた元気になってほしい”そんな素敵な想いが込められています。
店内に一歩足を踏み入れた瞬間、思わず「好き！」と心の中で呟いてしまうような、筆者好みの居心地のいい落ち着いた空間が広がっています。
全面ガラス張りなので自然光が差し込み、心地良い明るさ！お店は朝早くからオープンしているため、まだ街が本格的に動き出す前の、静かで澄んだ空気の中でゆったりとしたひとときを過ごせます。
同店を営むのは、笑顔が素敵なご夫婦。お店の開放的な雰囲気はもちろんのこと、何よりも心地よさを感じるのは、そんなオーナー夫妻の人柄そのものが空間に溶け込んでいるからなのかもしれません。
「なかなか日々ゆっくり朝食を摂れている人は少ないのでは…」と、このお店では朝の時間にこそ価値を置きたいという想いのもと、朝7時30分から本格的なモーニングを提供しています。モーニングメニューは、好きなドリンクとメインのプレートを選ぶスタイルで、“その日の気分でカスタムできるご褒美モーニング”。
メインのモーニングプレートには、地元の恵みを丁寧に取り入れたサイドメニューがセットでついてきます。
兵庫県産の野菜を使った新鮮サラダや、アサイーヨーグルトボウル、そして季節のスープの3種類。この日のスープはなんと”じゃがいもと桃の冷製スープ”。この組み合わせ、最初は驚きましたが、ひと口飲んで納得。じゃがいものまろやかさに桃のフルーティーな甘みがふわっと香り、美味しすぎる…！季節ごとにスープの内容が変わるというのも、訪れるたびの楽しみになりそうです。
「アサイーヨーグルトボウル」はたっぷりのバナナ、パイナップル、いちごがトッピングされ、ビタミンチャージもばっちり。スーパーフードのアサイーを使っているため、見た目も味もヘルシーで華やか。目覚めの一皿として完璧です。
この日のメインに私が選んだのは、「エッグベネディクト ほうれん草ベーコン」。モーニングでしか食べられない限定メニューということで迷わず注文してしまいました。
ほどよいサイズ感のモチモチ“イングリッシュマフィン”の上にはソテーしたほうれん草とベーコン、そしてとろけるポーチドエッグが重ねられています。すべてが絶妙な塩加減で、オランデーズソースの濃厚さも重なり、口いっぱいに優雅な味わいが広がります。
半分に割ると、ナイフの先からとろりと溶け出すポーチドエッグの黄身。こんなに理想的なエッグベネディクトは、家庭ではなかなか真似できません。
ドリンクメニューの豊富さも魅力のひとつ。普段ならコーヒーやカフェラテを選んでしまうところですが、この日は気になっていた和ハーブティー「ニホンノキレイ」を注文。
滋賀県にある『井入農園』の無農薬で育てられたハーブを使ったブレンドティーで、カフェインもカロリーもゼロ。ハッカのほんのり爽快感も感じられ、ホットで提供されるのに、夏でも飲みやすいさわやかさが魅力です。
今回はモーニングの紹介でしたが、ランチも本格的なんです。こちらでは、淡路島の「淡路麺業」が手がける“島育ちの生パスタ”を使用した生パスタランチを提供。地元産の野菜や魚介を使ったメニューは、季節ごとに内容が変わるのも魅力のひとつです。
カフェタイムには、モーニングでも選べるフレンチトーストなどのメニューが登場しますよ。
テラス席も広々としていて、とても開放的。取材時は夏の陽ざしがまぶしく感じる時間帯でしたが、季節が少し進んで、風が心地よくなる頃には、ぜひここでゆっくり過ごしてみたいと思える空間でした。
場所
dining Pono （ダイニング ポノ）
（神戸市中央区磯上通4丁目3-16 LANI ISOGAMI GARDEN TERRACE204号）
営業時間
朝 7:30～10:30（LO10:00）
昼 11:00～17:00（LO16:30）