イッセー尾形一人芝居、今年も神戸と東京で開催が決定 右往沙翁劇場の番外編『銀河鉄道に乗って・すぺしゃる』
「一人芝居」の第一人者として独自のスタイルで活躍を続けるイッセー尾形が、2025年11月に兵庫・神戸朝日ホール、12月に東京・有楽町朝日ホールにて『イッセー尾形の右往沙翁劇場《番外編》 銀河鉄道に乗って』を上演することが決定した。
映画やテレビで活躍するイッセー尾形は、市井の人々のわずかなしぐさや言葉を瞬間的にとらえ、観る人の想像を膨らませる一人芝居の第一人者として知られている。今年は、宮沢賢治作品に着想を得て執筆したイッセー尾形の新著『人情列車』の刊行を記念して、『右往沙翁劇場《番外編》 銀河鉄道に乗って』と題した一人芝居を展開。街角の愛くるしい人々の姿を、イッセー尾形ワールド全開で描き出す。
また、今年もロビーではイッセー尾形がこれまでに生み出してきたお面や人形などが勢揃いする「イッセー尾形作品展」と、写真家・浅田政志さんによる公演写真の展示をおこなう。(※公演チケットが必要)
イッセー尾形 コメント
●神戸朝日ホール公演に向けて●
みなさんおひさしぶりです。大阪で生まれた新作、少しは発展してるといいんですが。
宮沢賢治作品から思いついて書いた短編集「人情列車」出版に併せて作ったネタです。
ややこしいのですが、短編集とはまた別に拵えた、純粋舞台ネタです。
双方とも「どこが賢治?」と言いたくなると思います。私もそう思います。
●有楽町朝日ホール公演に向けて●
一年ぶりです。
今年は宮沢賢治カバーの「人情列車」を刊行いたしまして、それを記念に一人芝居もやります。
僕にとって賢治は何だろうと考える一年でした。その悪戦苦闘の軌跡がそのまま舞台になってます。おそらく考え過ぎということは無いでしょう。「銀河鉄道の夜」から引用するなら、確かに「どこまでも行ける切符」です。これをずっと握りしめてます。
もうヨレヨレになってると思いますがまだ手放しません。何かがみなさんに届くといいなあ。