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「芝居を通り越した」オールマイトVSオール・フォー・ワンの激戦を振り返る――「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON PLUS ULTRAステージ」に山下大輝さん、三宅健太さん、内山昂輝さん、大塚明夫さん、神谷浩史さんが登壇【AJ2025】

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

コミックスシリーズの世界累計発行部数1億部を突破した『僕のヒーローアカデミア』。2025年10月、アニメ第8期となる「FINAL SEASON」が放送されます!

2025年3月22日の「AnimeJapan2025」では「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON PLUS ULTRAステージ」が開催され、緑谷出久(デク)役の山下大輝さん、オールマイト役の三宅健太さん、死柄木役の内山昂輝さん、オール・フォー・ワン役の大塚明夫さんと、オール・フォー・ワンの青年期役の神谷浩史さんがステージに登壇!

決戦を控えるヒーロー&敵<ヴィラン>キャストが、キャラクター同士の因縁を振り返ったり、「FINAL SEASON」に向けての意気込みをあらわにしました。

【写真】『ヒロアカ』FINAL SEASONに向けたイベントに山下大輝、三宅健太、内山昂輝、大塚明夫、神谷浩史が登壇【アニメジャパン2025】

因縁の数々を振り返る

ステージに軽快に山下さんと三宅さんが登場すると、山下さんは「よろしくお願い、シマ~ッシュ!!」、三宅さんは「私が来た!」とヒーローらしさ全開のご挨拶。しかし、物々しいBGMが流れると内山さん、大塚さん、神谷さんが悠々とステージに。一瞬、一発即発の空気が漂いますが、大塚さんの朗らかなトークによって会場はリラックスムードに包まれました。

因縁の戦いに決着が付く「FINAL SEASON」の話の前に、キャラクター同士の関係性を振り返る「最終決戦マッチアップトーク!」。最初にデクとオールマイトの関係性を問われた山下さんは、デクにとってのオールマイトは最初は憧れであったものの、成長とともに「自分のヒーローらしさ」を発揮しながらオールマイトに近づいたというデクの成長に触れつつ、それでも「近づけば近づくほど大きく感じる存在」だとしみじみ。一方の三宅さんは、第3期の神野の戦い以降、デクはオールマイトに並び立つほどの存在になったと言及。それとともに山下さんとの関係に変化を感じたそうで、この約10年で「相棒」とも呼べる存在になったとコメントしました。

こちらも師弟とも言える関係性の死柄木とオール・フォー・ワンについてのトークでは、成長したり、乗っ取られたりを繰り返した死柄木を演じるにあたって「どういうキャラクターを演じているのかわからないくらい入り混じったキャラクター」と告白する内山さん。中でも、オール・フォー・ワンに声を重ねるシーンに苦戦したそうですが、その話を聞いた大塚さんは「虎に翼が生えたよう」と内山さんの演技を絶賛しました。

オール・フォー・ワンの青年期を演じることとなった神谷さんは、大塚さんのままで良かったのではないか?とジョークを飛ばしつつ、やりがいのある作品に参加できたことが光栄だと熱を込めます。

そんな神谷さんの演技から「大塚さんを感じた」という声がキャストの間で挙がっているそうで、当の大塚さんも「セリフ回しを真似るのではなく、心の佇まいみたいなものをサッと捕まえている」と絶賛。その言葉を受けた神谷さんは、声質を近づけるのではなく、リズムや精神性を意識していると語りました。

デクと死柄木以上に長い因縁を抱えるオールマイトとオール・フォー・ワン。神野の戦いの収録を振り返った三宅さんと大塚さんは「芝居を通り越していた」と意見を揃えます。現場はまるでふたりの殴り合いだったそうで、その熱量の高さに三宅さんは床に倒れてしまったのだとか。しかし、誰よりも早く大塚さんが手を差し伸べたという意外なエピソードも飛び出しました。

またアフレコのエピソードとして、今回、途中参加となった神谷さんはオール・フォー・ワンに向けられた敵意の数々に最初は戸惑ったと笑いを誘います。しかし、アフレコではその思いを胸に「殺してやる」という気持ちで挑んでいるという並々ならぬ勢いを感じさせました。

みんなの全力を、その目で、最後まで見届けてほしい

熱いトークで激戦の数々が蘇る中、新情報としてデクと死柄木の想いが交差するPVが公開! 今後について山下さんはヒーローと敵<ヴィラン>の戦いを通り超え、「人とは?」という深い話になっていると期待を煽りました。

そんな「FINAL SEASON」のアフレコはオールマイトとオール・フォー・ワンの戦いが収録中だと語る三宅さん。現場では音響監督からの「ボクシングのセコンド」のような熱いディレクションが飛び交っているそうで、三宅さんの表情から今後も熾烈な戦いが繰り広げられることが見て取れました。

キャスト陣のトークの数々でついに「FINAL SEASON」を迎えることを実感した本イベント。クライマックスに向けて内山さんは「自分のできること、やれるものを全部投入してキャラクターを表現していこうと思います」と決意表明。山下さんは残り僅かな台本、1冊1冊に全力で取り組んでいると力を込めるとともに、「みんなの全力を、その目で、最後まで見届けてほしいなと思います」とメッセージを残しました。

そして最後は、敵<ヴィラン>キャストを含めた「プルスウルトラ!」でステージを締めくくりました。

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