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深日港でのライトショアジギングでアジ5尾を手中【大阪】ジグサビキにヒット

TSURINEWS

ショアジギングで仕留めたアジ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

10月6日、夕前を狙って深日港へ釣行してきた。朝は南港で3時間竿を出し、サバが辛うじて1尾釣れたものの、期待は膨らむ。秋の釣りは季節の変わり目で海の状況に左右されやすいが、この日は特に水潮と浮きごみなどの影響で厳しいコンディションとなった。そんな中でもジグサビキを駆使してなんとかアジを確保。タチウオもやってみたが、今年はルアーが難しいのかもしれないと感じた一日だった。

釣行日の状況

この日の釣りは、まず早朝に南港で始めた。朝マヅメにサバの回遊に期待を寄せていたが、状況は思わしくなく、辛うじてサバを1尾キャッチしただけにとどまった。朝の釣果にやや落胆しつつも、夕方の深日港に賭けるべく移動。狙いは秋の味覚アジ、タチウオと主には二本立てである。

夕マヅメ前に現地に着くと、海は一見穏やかに見えるものの、よく見ると浮きごみが多く、海水も白っぽく濁っている。これは典型的な水潮のサインであり、雨を主とし、その他水温差や内湾からの淡水流入によって起こる現象だ。魚の活性が低下しやすいため、警戒しながら釣りを開始した。

思い通りにいかない海(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

海の状況悪し

水潮が入ると水中の酸素量が減り、魚の活性が鈍る。さらにこの日は浮きごみも多く、ラインやルアーに絡むことが頻発した。晴れて陽射しが強くなったタイミングでは海面がキラキラと輝き、一見すると条件が良さそうに思えたが、水潮特有の冷たさと浮遊物が魚の警戒心を高めている様子が伺えた。

このような環境下では、魚はベイトを追うよりも安全な場所に潜みがちになるため、アタリが非常にまばらになる。思うようにバイトを得られず、気持ちも沈みがちになった。

ジグサビキでアジとエソ

そんな中、結果的にはジグサビキ仕掛けに助けられた。メタルジグをフルキャスト。ジグにはつかなかったものの、ベイトの小魚の群れを模したジグサビキは、水潮下でも一定の集魚効果を発揮した。

なんとかアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

結果的にアジを5尾、エソを3尾キャッチできたのは救いであった。

アジは小型ながらコンスタントにアタリがあり、ジグサビキの小さなティンセルやフックがしっかり魚の目を引いている様子がうかがえた。エソもなかなか食い気があるらしく、アジ狙いの合間に混じってヒットしてきた。

エソもちょろっと(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

特に夕マヅメの時間帯に数回バイトが集中し、何とか魚の顔を見ることができたのは、ジグサビキの安定したアピール力あってのことだ。買いだめしておいてよかった。ちなみに私はロストさえしなければジグサビキも帰宅後に水道水できれいに洗って、リユースするなかなか節約派のアングラーである。

タチウオがルアーにヒットせず

一方で、夕マヅメからタチウオを狙ってキャストしたワインドリグには全く反応がなかった。普段であればルアーに対する強い反応が期待できる夕マヅメの時間帯だが、今年は特にルアーでの釣果が伸び悩んでいる印象が強い。まだ一度もアタリすら感じていないのだから、なかなか厳しいものがある。

水潮の影響もあろうが、魚自体が餌となる小魚を選んでいるのか、ルアーの動きやフラッシングを見切っている可能性もある。いずれにせよ、今年の状況は「エサにしか口を使わない」魚が多いのかもしれない。現に、テンヤを使ったタチウオアングラーは、こんな悪い状況でもぼちぼち釣っていたのだ。

今現在では、ジグサビキや生餌を使った釣法が深日では有効であり、ルアーだけに頼る釣り方は難しいと痛感させられた。南港で朝、深日で夕と、決して満足のいく結果ではなかったものの、水潮という自然の条件変化と向き合いながら、ジグサビキの有効性を改めて確認できた意味で価値あるものだった。

今後も天候や潮の動きを見極めつつ、状況に応じて釣り方や仕掛けを柔軟に変えていく必要を感じた一日である。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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