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友だちの恋心に気づかず茶化してしまった…もめてしまったあとにできることとは【お悩み#92】

Sitakke

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はーい皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。

じゃじゃん!勝手に大発表!
なんとあたくしこの度、今月の17日で…35歳になりましたーッ!
きええーッまた歳取っちゃった……!

ライター・満島てる子

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もはや近年めでたいとも言えなくなってきた、この明確に「加齢」を自覚させられる誕生日という恒例イベント。

これさぁ、もはや自分の若くなさを自覚させられまくる、とんでもない機会と化しちゃうわけ。
最近、肩こりやら腰痛やらまで出てきたりしてるしさぁ。
あぁ、10代のからだに戻りたい…。涙

とはいえ、歳とともに凝り固まっていくというのは、逆を返せば不安定な「やわさ」を卒業していくという、プラスの面につながることもあるようで。

今回は、その過程にいるんだろうなぁという、非常にフレッシュなお手紙をいただいています。
ご紹介しましょう。

読者のお悩み 親友の恋心に気づくことができず…この先の中学生活どうしたらいい?

あらあら。中学生の方から相談をもらえるなんて!

このSitakkeというサイトは世代すら飛び越えて、本当にいろんな人に読んでもらえる&集ってもらえる場所なんだなぁと、改めてうれしくなりますね。

にねんせいさん、今回はお手紙ありがとう!(ちなみに、全然気分を害したりしていないので、どうか安心してね)

そうかそうか、恋関係で大切な友だちともめてしまったのね。

書き方からして、こうした話題で誰かとトラブルになるのは、にねんせいさんもそのお友だちも、もしかして人生はじめてのことだったりするのかしら?

青春まっさかりのみんなのこころは、まっすぐ大きく成長していける状態であると同時に、繊細で傷つきやすくもあるはずです。
きっと本当に「感情も頭もぐちゃぐちゃ」になっているのでしょう。

どうか、にねんせいさんのメンタルがぽっきり根元から折れてしまわないようにと、真剣に願っているあたしがいたりします。

心地よく過ごす“境界線”は経験の繰り返しで

お誕生日のいただきものたち

でも正直ね、にねんせいさんもお友だちも、今とてもいい経験をしているんだなって、ちょっとだけ人生という旅の先を行っている身としては、この手紙を読んでしみじみ思ったのよ(こう書いてしまうと「自分たちは今苦しいのに、なにを上から冷静に言ってるんだ!」と反発されてしまうかもしれないけれど)。

誰かの大切にしたいもの・人・感情を踏みにじってしまったり、踏みにじられたときに過剰に反応しすぎてしまったり。
人は長い生涯の道のりのなかで、そんな経験を何度も繰り返しながら前に進んでいきます。

そして、その繰り返しのなかで「自分と他人との間には、互いに心地よく過ごすために守るべき"境界線"(バウンダリー)があるんだ」ということを、徐々に学んでいきます(学べていないんだろうなぁって人も、残念ながら腐るほどいるんだけどね)。

境界線を大切にしながら、相手との関係性を作り、続けていくこと。

このことは、トライアンドエラーで成り立つ側面もあります。

そして、にねんせいさんとお友だちの今回の出来事は、そのトライアンドエラーのわかりやすい例だったんじゃないかしら。
少なくともあたしはそう思うの。

にねんせいさんの場合は、まず親友の恋心を察知し、そこに踏み入らないよう振る舞うべきだったでしょう。

それに加えて、「一緒に帰ってもいい?」と相手の意思を確認したり、他者の本気のロマンスを「仲良しぃ!」なんて気楽にいじらないようにしたりと、きっとその場でいろんな配慮ができたように思います。

対して、あなたの親友にも同じように、できることはきっとたくさんありました。

「ごめん、この人とふたりきりになりたいから、今はそっとしておいて」と、自分の境界に触れていることをあなたにひそかに伝えるとか。

難しいのであれば別の機会を待ち、おのれを守り保つよう気持ちを切り替えていくとか。
それに「最悪最悪最悪最悪!」などと、にねんせいさんを攻撃するようなメッセージを送ることは、そもそもしなくてよかったはずなんです(本当にあなたのことが嫌いなら、何も言わずに離れればいいだけなんですから)。

そう、バウンダリーという考え方からいえば、にねんせいさんもお友だちもきっと今回はいい勉強をしたんだと思う。
いや、気づいていなかったかもしれないけれど、今回の出来事から学べること・学ぶべきことが、にねんせいさんたちにはたくさんあるんだと思うの。

あなたたちは若くて、繊細で。
だからこそ、吸収できることもたくさんある。

若芽のうちに、その幹を太く丈夫にしていくためのいい栄養を、いろんな出来事のなかに見出すこと。
それがきっと大事なんだろうなぁと、相談を受けた身としては勝手にそう思ったりしています。

あたしなりのAnswer

お花シリーズ 忙しくて飾れなかったタイミングでプレゼントしていただいた「ビーズフラワー」

さて、今回のにねんせいさんの悩みのひとつは「自分の気持ちを伝えるべきタイミングってありますか?」というものでしたね。

そうね、改めて難しいことだよなぁと思いつつ。

大切なひととの仲直りの仕方、「ごめん!」の伝え方については、以前別のコラムで熱弁をふるわせてもらっているので、そちらをぜひ。

この中でも書いたのですが、タイミングは待つものではなく自分で作るもの。

それに、「しばらく接近はしないようにしていく」ともお手紙では書いていたけれど、距離を置きすぎてしまうのは正直悪手。

これまで通り仲良くいたいのならば、その「仲良くいたいんだ!」という願いそのままに、相手にまっすぐアプローチする方がやはりいいんじゃないかなぁと、そうあたしは思います。

と、こう書くことで、ひとつの方向性をまず提示した上でなんだけれど。
もう少しだけ突っ込んだことも記しておこうかな。

にねんせいさん。
あなたは、残りの中学生の時間を「どうしていけばいいでしょうか?」と質問してくれました。
これがあなたの悩みの芯の部分なんだろうなぁと、お手紙を読んだとき、あたしは最初にそう思ったの。

そうだよね。
友達の恋心を無碍にしてしまい、そのことでしっかりと責められ。

あなたはおそらく「自分はなんて最低な人間なんだ」と、自分自身に対してそれはもう、これまでにないような失望感を抱いてしまったことでしょう。
(だからこそ、学校もちょっと休んじゃったわけよね。似たような経験、あたしにもあるわ)

傷つけてしまった相手も、その相手が思いを寄せる人も同じ空間にいる、狭い学び舎のなかで。
これから果たして自分は、前と変わらず日々を過ごし、笑顔で周囲と接することなんてできるだろうかと、不安に思うのも当然だろうなぁと思います。

吐露してくれている目下の「辛いし、申し訳ないし、悲しいし」といった心境は、きっとしばらく続いてしまうんだろうなぁとも、画面の向こうからではありますが、あたしはそう想像しています。

でも、だからこそ。

にねんせいさん、あなたはその失望や不安、辛さ、申し訳なさ、悲しさ、すべてをしっかり「自分のもの」「自分のもたらした結果」として受け止めながら、これからも学校に通ってみてください。
通い続けてください。

そして、その学校生活の中で、今回親友に対しておかしてしまった過失を「どうやって自分で尻ぬぐいするか」「どうやったら尻ぬぐいしたことになるのか」を考え続け、なんなら行動に起こしてみてほしいんです(先ほどの「仲直りの仕方」コラムは、行動を起こす際のひとつの参考になるであろうと思い、紹介しています)。

何もなかったことにはできないからこそ

人はすぐ、自分の失敗や罪を嘆き、悲しみ、許されたいと願いながら涙を流します。

でもね、そうやっておのれの欠落感を吐き出したところで、何もなかったことになる世界ではない。

足りないのなら埋めようと、みずからを振り返って人格形成に努める必要があるし、散らかしてしまった諸々というのは結局、自分で片付けなければどこだって綺麗にはならないんです。

学校というのは実はその点、比較的優しいところです。

社会では、不誠実な行為をはたらいてしまった人間は、場合によってはその環境から遠慮なく放逐されます。

でも、学校は違う。

誰かに不義理を行なってしまったとしても、変わらずあなたを受け入れ続け、その登校を待っています(それが呪いに変わっちゃうパターンも、時にはあるんだけれどね)。

あなたが自分のやったことに自分でケリをつける、そんなチャンスを、学校は作り続けてくれているのです。

なので、にねんせいさん。
あたしあなたには、これからも学校に通い、その中で「自分ができること」を考え続け、試し続けることをオススメします。

それが、あなたが今お友だちのためにできること、かつすべきことなんじゃないかしら。

自分のやってしまったことは、無くなったりはしないけれど。

大切な人と一緒にいるために、自分がそこから変わっていくことは、きっとできるはず。

にねんせいさん、あなたはきっとこれから、今回の出来事をもとに、ひとまわり大きく成長できることでしょう。

あたしはそう信じてる。

またひとつ歳を重ねた夏。大切にしてくれる人をあたしも大切にしたい

にねんせいさんが、いつか"さんねんせい"になり。
親友や、親友の大切な人たちと一緒に、みんなで笑って素敵な卒業式をいつか迎えられるようにと、北海道は西創成の地から祈り続けようと思います。

ま・と・め♡

というわけで、今回は思春期まっさかりの読者さんから、素直でピュアなお手紙をいただき、友情というテーマについて、できることあれこれを一緒に考えてみました。

にしても、もう自分の10代が15年前になってしまっているとは…。
時の流れは恐ろしい。
ただ、ここで書いたことは、何十代にもきっと当てはまることなんじゃないかなぁ。

ひとつ歳をとったタイミング。

自分も、大切な人たちと一緒にいるために。
バウンダリーを大切にすること、自分で自分の好意に責任を取ることを、意識し続けようと思います。

ではでは皆さん、また次回。
Sitakkeね〜!

***

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***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
***

満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

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