Dragon Ash『RUSH BALL 2025』クイックレポートーー「好きに楽しむのが音楽!」キラーチューン満載のステージにJESSEも登場
『RUSH BALL 2025』Dragon Ash
「夏は暑いもんだぜ、台風が来るよりマシだろ!」
昨年の開催中止のリベンジを受けてKj(Vo.Gt)が叫ぶ。ラテン×ロックな「For divers area」で幕を開けたDragon Ashはお祭りモード全開でスタート。続けて、もはやDAのライブでのキラーチューンの1曲となっているhide with Spread Beaverのカバー曲「ROCKET DIVE」を披露。一瞬で客席エリアを熱狂させていく。
「大阪、調子どーだい?」という歌い出しで始まった「La Bamba」でひとしきり盛り上げた後、櫻井誠(Dr)が叫ぶ。
「クソ暑いな、これ(笑)」
そして、暑過ぎる中で熱狂する観客の体調を気遣いながら、傾きかけた太陽の下、ライブ讃歌「百合の咲く場所で」を投下。ステージ前に突進した大勢のオーディエンスが笑顔で観客エリアに戻っていく姿に、「ケガすんなよ、ロックフェスはお前らのもんだからな。主役はお前らだ!」と、観客の勇姿を称えるKj。続けて最強のライブチューン「Fantasista」を披露すると客席エリアは一気にお祭りモードに。
自分たちが10代、20代の頃、フェスで憧れの先輩たちと競演できるのが光栄だったと語りつつ、「芸歴とかそういうのは関係なく、歌や演奏が心に響くのがかっけぇんだよ!」と叫ぶKjの声でステージに登場したのは、The BONEZのJESSE。もちろん披露されたのは「Straight Up feat. JESSE」だ。
「大阪、かかって来い!」と煽るJESSEとMCを交わすKj。The BONEZのステージでも繰り広げられた、最強のフロントマンたちの再びのマイクパスに観客たちは大熱狂。気付くとTHE ORAL CIGARETTESのロゴタオルやMONOEYESのロゴTなど、他バンドのファンと思われるたくさんのオーディエンスたちも、ミクスチャーロック界を牽引してきた2バンドのフロントマンたちの競演に釘付けになっている姿が見える。
昨年開催された2バンドのコラボツアー『Straight Up Tour』の結晶とも言える「Straight Up feat. JESSE」と、The BONEZのステージで披露された「Straight Up feat. Kj」は、ロックフェスでやることに意味があるコラボ曲なのだと痛感する。そして、最後に披露されたのは、エモーショナルで美しい1曲「New Era」。曲の途中、Kjが言う。
「俺がロックで言いたいのは、勝ち負けでも惚れたはれたでも好き嫌いでもなく、それぞれが好きに”楽しむ”ってこと」
君のやり方でいい、でたらめだっていい、音楽は好きに楽しめばいい。だから音楽は、どんな人にとっても、明日を生きる力を奮い立たせてくれるものなのかもしれない。
取材・文=早川加奈子 撮影=田浦ボン
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