「私は価値のナイ母親」完全スルーの息子。もう存在を消したい！憂鬱な1日です……【まんが】#母の日
私はひとり息子の母です。息子は現在高校生になり、大抵のことは自分で考えて行動するようになりました。「子育て」の終わりが近づいているのかな……そんな風に感じる毎日です。それでも、まだ食事作りやお弁当作り、制服のシャツにアイロンかけなど、息子のためにやらなくてはいけないことはあります。別に感謝が欲しいわけじゃないし、当たり前だからやっているだけ。それなのに「母の日＝母親に感謝をする日」の構図に、少しだけ寂しさとイラ立ちを感じてしまうのです。
カフェで友人とお茶をしているときも、つい母の日への思いを口にしてしまいます。
テレビから「母の日」のワードが出ても、無反応な息子。期待するだけ無駄だということは、母親生活をしてきて充分すぎるほど理解しています。それでも毎年心がざわついてしまうのです。
友人と話しながら、息子が幼かったときを思い返せば、幼稚園の頃はカーネーションを贈ってくれたり、「お母さんありがとう」と言葉をくれたりしていました。息子が小学生になってからは、母の日も普通の日として過ぎていきます。そんな風に育てたのは母親の私なのですが、SNSで母の日にまつわるキラキラした投稿を見ると、切なくなってしまうのです。
われながら面倒くさい母親だと思います。けれど母の日があるというだけで、毎年こんなにも切なく悲しくなってしまう現状もあるのです。もう期待しないでおこうと思っているし、実際に期待もしていないのに……。 目に飛び込んでくる「幸せそうな母の日」を迎えている人たちを羨ましく思ってしまう自分がいるのです。 心の中から消したはずの母の日に、気持ちを乱されてしまう。そんな私の心の声を聞いてくれた友人は、笑いながらも私に適切なアドバイスをしてくれるのでした。
祝ってもらうだけが感謝じゃない！？目からウロコの指摘
「母の日に感謝をされないからって、家族が感謝をしてないわけじゃない」と友人は言います。確かに息子は毎日、お弁当を渡すと「ありがとう」と言ってくれます。それでも、母の日には改めて感謝の言葉がほしいと思うのは、おかしいのでしょうか……。
誰に何を言われたわけじゃないのに、母の日を祝ってもらえない自分が「祝ってもらう価値のない母親」という烙印を勝手に押されたような気になっていたのです。友人の言葉で、私は自分自身が母の日にこだわりすぎていたのだと気づきました。
友人の言葉に、スッキリしました。母の日は家族からの感謝を強要する日でもなければ、自分のやってきたことを見せびらかす日でもないのです。 SNSでキラキラした人たちを見ると羨ましくもなるし、やっぱり「いつもありがとう」の一言でもほしいなって思う気持ちは捨てきれませんが。それでも母の日に感謝されないからといって、息子が私に感謝していないわけではないはずです。 「母の日」にこだわり過ぎずに、今日は自分の好きなものを食べて母として頑張ってきた自分を褒めようと思います！