知る人ぞ知るTVシリーズ版『デューン 砂の惑星 I&II』廉価版リリース ─ ジェームズ・マカヴォイら出演、映画で描けていない先まで映像化
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版でもない、デヴィッド・リンチ監督版でもない、もう一つの『デューン砂の惑星』映像作品が存在することをご存知だろうか。2000年代に全6話・総計555分のTVシリーズとして発表されていた、知る人ぞ知る『デューン 砂の惑星 I&II』が、2024年11月26日よりブルーレイ廉価版リリースとなることが決定した。
出演はジェームズ・マカヴォイ、ウィリアム・ハート、スーザン・サランドンといった実力派が集結。フランク・ハーバートの原作「砂の惑星」はもちろんのこと次作「砂漠の救世主」、そして「砂丘の子供たち」までを完全映像化した作品は本作が“初”にして、現時点で“唯一”だ。入手困難となっていた作品が新たにやってくる。
「I」には『蜘蛛女のキス』オスカー俳優、ウィリアム・ハートが出演し、「II」には同じくオスカー俳優のスーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)が出演。「II」の物語の中心となるレト二世役には、『X-MEN』シリーズのジェームズ・マカヴォイが扮している。プロデュースはジョージ・A・ロメロ監督とともに傑作『ゾンビ』を作り上げたリチャード・P・ルビンスタインが務め、見事にエミー賞撮影賞・視覚効果賞・視覚効果賞に輝いた。
日本語吹替版には楠見尚己(レト・アトレイデス役)をはじめ、渡辺美佐(ジェシカ役)、宝亀克寿(ハルコネン男爵役)、皆川純子(イルラン役)のほか、ジェームズ・マカヴォイが演じるレト二世役、ジェシカ・ブルックスが演じるガニマ役は、それぞれ新垣樽助、たかはし智秋を起用。こちらも実力派が集った。
『デューン 砂の惑星 I』
銀河系を統治する皇帝シャダム4世は、公爵レトに砂の惑星アラキスの統治を命じるが、前任者ハルコネン男爵は暗殺を企てる。レトはハルコネンに殺され、息子ポールと母ジェシカは砂漠に逃亡するが……。
『デューン 砂の惑星 II』
ポールが統治するアラキスでは、コリノ家のウェンシアが復権を狙い、陰謀を巡らせる。ポールは視力を失うがスパイスの力で将来を予知し、息子に運命を託して砂漠へ旅立つ。
妹アリアは摂政となるが、スパイスに依存し、別人格が覚醒。彼女は母ジェシカを殺そうとし、ポールの双子の子供レト二世とガニマは暗殺の危機に直面する。
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1984年のデヴィッド・リンチ監督版、2020・24年のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版では描き切れなかったエピソードを完全網羅。メイキング、インタビューほか、約208分の特典を収録。デューン砂の惑星 I&IIブルーレイは2024年11月26日よりナイル大商店、Amazonにて発売。9,900円(消費税込み)。