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いよいよ今週公開!『トロン:アレス』NINが本作のためだけに書き下ろした新曲「As Alive As You Need Me To Be」特別映像

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いよいよ今週公開!『トロン:アレス』NINが本作のためだけに書き下ろした新曲「As Alive As You Need Me To Be」特別映像

世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、その革新的な技術とビジュアルで世界を席巻。まさに映像エンターテイメントの歴史を変え、革命的な伝説の映画『トロン』。最新作となる『トロン:アレス』がいよいよ今週、10月10日(金)より日米同時公開される。

伝説的シリーズの新たな幕開けを前に、10月6日(現地時間)アメリカ・ロサンゼルスにて本作のワールドプレミアが開催され、クリエイター陣や、ジャレッド・レト、グレタ・リー、ジェフ・ブリッジスら豪華キャスト陣、そして、音楽を担当した世界的アーティスト、ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)が一同に会し、映画完成を祝福した。

現実世界がデジタルに“侵食”される

デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いた映画『トロン』。最新作では、これまで“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた同シリーズで初めて、その逆、デジタル世界から現実世界へと、“超高度AIプログラム”が襲来する様が描かれる——。その主人公は、AIプログラムの実体化によって誕生した、AI兵士アレス。“彼”は圧倒的な力と優れた知能を備えた究極の兵士だが、AI兵士が現実世界で“生存”できるのはわずか29分間。やがて“永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始し、デジタル世界が現実世界を侵食していく。

ワールドプレミア
『トロン:アレス』©︎2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ワールドプレミア
『トロン:アレス』©︎2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「トロン」らしいスタイリッシュでクールな世界観のワールドプレミア

今回プレミアの会場となったのは、ハリウッドの中心に位置するブルーバード。映画の世界観をイメージし“真っ赤”に染まった空間には、映画の公開を待ちわびた観客たちが集結。大きな歓声があがる中、豪華キャスト・クリエイター陣が華やかな装いで登場し、ファンたちとの交流を楽しむ姿がみられた。

本作を手掛けたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)、『マレフィセント2』などでメガホンを取ったヨアヒム・ローニング監督。自身が手掛けた最新作がついにお披露目となるということで、ヨアヒム監督は、「この映画の完成まで、3年かかりました。撮影中は、“プレミアの日が早く来ないかな”とずっと思っていました。バンクーバーで、週6日、夜遅くまで撮影して、もうヘトヘトになって……。でも、こうしてプレミアの場に立つと、あの苦労も全部吹き飛んでしまうんです。キャストや、共にこの作品を作り上げてきた仲間たちとここにいられることが、本当にうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみとコメント。本作の見どころを問われると、「ぜひ劇場で観てください。この映画は“体で感じる”作品です。サウンドが体を突き抜け、音楽が全身を包み込み、そして映像が圧倒的に迫ってきます。ナイン・インチ・ネイルズの音楽、視覚効果による壮大な映像——それらすべてを大スクリーンで体験してほしい。IMAX、Dolby Atmos、レーザー映像——この映画はそのために作られたんです」と語った。

その主人公となるのが、ディリンジャー社が贈る、最強の人型軍事AIアレス。彼もまた、他のAI兵士同様、現実世界でわずか29分間しか生存できないが、“永遠”を求め他のAI兵士たちが暴走していく中、ひとり“異変”が…。アレスは人類を滅ぼす存在となるのか?それとも…?アレス役を務めたジャレッド・レトは、もとより「トロン」シリーズの大ファン。今回はいちキャストとしてだけでなくプロデューサーとしても本作に携わり、9年もの年月をかけてアレスのキャラクター像を作り上げていったという。ジャレッドは「このシリーズはもう47年以上続いてる。僕が最初の映画を観たのは11歳のときで、人生が変わったんだ」と感慨深そうに語った。また会場には、そんなジャレッド演じるアレスに大きな影響をもたらすエンコム社のCEO、イブ・キム役を務めたグレタ・リー、アレスを現実世界へと贈り出したディリンジャー社の社長、ジュリアン・ディリンジャー役を務めたエヴァン・ピーターズらも登場。さらに、ケヴィン・フリン役でシリーズ続投を果たしたジェフ・ブリッジスの姿も…。

ワールドプレミア
『トロン:アレス』©︎2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ケヴィン・フリンといえば、かつてエンコム社の開発者だった人物だが、突然に失踪し、その行方は不明とされてきた——。彼を再び劇場で目撃できる日を心待ちにしていたファンも多い。ジャレットは「こうしてジェフと一緒にいられるのは本当に最高だよ」と今回の共演を喜び、「俳優って、なんだか同じ“チーム”の一員みたいなところがあるんだよね。みんな少し緊張していて、いい芝居をしたいと思ってる。だからリラックスしてこそ、本当にいいものが出せるんだ。ジェフとはすぐにその感覚を共有できたんだよ」と、共に乗り越えた撮影を振り返る。そして、「ジェフは愛さずにはいられない人なんだ。みんなが想像する通りの人。優しくて、寛大で、辛抱強くて、楽しくて、ユーモアがある。素晴らしいことだよね」と大絶賛し、「よく“憧れの人には会わないほうがいい”なんて言うけど、僕は会えて本当に良かった。共演することができて素晴らしい経験だった。もっと一緒にやれたらいいのに、って思うよ」ともコメント。ジェフも「本当にそうだね」と笑顔を見せた。ジェフ演じるケヴィンが、アレスの物語にどう関わってくるのか注目だ。

また会場には、本作の音楽を担当したナイン・インチ・ネイルズ(NIN)のふたりも登場。『ソーシャル・ネットワーク』(10)、『ドラゴン・タトゥーの女』(11)、『ソウルフル・ワールド』(20)などの音楽を手掛け、アカデミー賞作曲賞など数々の賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロス率いるナイン・インチ・ネイルズ。しかし、彼らがグループ名義で映画音楽を担当するのは、今回が初めてのこと。ヨアヒム監督は、「音楽は『トロン』というシリーズのDNAの中でも非常に重要な要素です」とその重要性を語り、「最初のウェンディ・カーロス、そして『レガシー』のダフト・パンク。あれは本当に史上最高のスコアのひとつでした。だからこそ、トレント・レズナーとアッティカス・ロス、ナイン・インチ・ネイルズが参加してくれると決まったときは、ものすごくホッとしました。彼らの音楽は、この映画の方向性を示してくれました。少しグリティで、より生々しい方向へと導いてくれたんです。その結果に、とても満足しています」とNINの手腕を称賛した。

そんなNINが本作のためだけに書き下ろした新曲「As Alive As You Need Me To Be」の特別映像が公開。彼らにとって5年ぶりの新曲ということもあり、先行配信されるや否や、全世界で話題となった「As Alive As You Need Me To Be」。重厚なデジタル・ビート、ノイズ、荘厳なメロディが組み合わさったこの楽曲が、“永続コード”をめぐり繰り広げられる、“人間 VS. AI”の壮大なバトルをさらに凶暴に盛り上げていく——。映像では、“29分間”という限りある運命に逆らうべく、現実世界へと勢いよく襲い掛かってくるAIたちの脅威、一方で、人間のイブと出会い移ろいゆく様子のアレスの姿も収められており、NINの生み出すサウンドが、観客たちの感情を大きくかき乱してくれていることを予感させる。果たして生き残るのは人間とAIどちらなのか?それとも…?

『トロン:アレス』は10月10日(金)より日米同時公開

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