生ごみ処理機に『捨てられた子猫たち』…思わぬ結末に涙が止まらないと13万4000再生「胸が痛くなった」「尊敬と感謝」の声
YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」に投稿されたのは、生ごみ処理機に捨てられた子猫の姉妹の話。動画再生数は13万回を突破し「初動対応されたご夫婦の勇気が、素敵な花を咲かせたのですね」「みんなが幸せな気持ちになる導きをありがとうございました♪」といったたくさんのコメントが寄せられています。
生ごみ処理機に捨てられた3姉妹
2022年9月29日、にこママさんの知人を経てに保護主Aさんから連絡があったといいます。その内容はなんと『生ごみ処理機の中に入れられていた子猫の保護』の経緯。衝撃的な内容と保護主さんの持病の状態を鑑みて、にこママさんは高速を飛ばして保護主さん宅へ向かったのだそう。
元々Aさんのご主人がBさん宅の天井裏で生まれていた子猫を下ろすように頼まれたのですが、そのBさんの娘さんが怒って役所に問い合わせをし、得た回答はなんと『飼えないなら数日放置していれば餓死するから…』というものだったのだそう。何も知らないAさんはその間もBさんに保護団体に相談するよう説得していたのですが「その必要はない」との返事に『子猫が捨てられた』ことを察知したといいます。
『猫を捨てると犯罪になる』と言われたBさんは、娘さんの怒りもあって追い詰められてしまい子猫を段ボールに入れガムテープで蓋をし、重石を乗せて生ごみ処理機の中に入れてしまったのだそうです。『いずれ土に還る』というイメージだったのかもしれない、とAさんは語ります。このままだと確実に辿るであろう子猫たちの末路に我慢できなかったAさんご夫妻は、お2人ともが持病を抱えながらも子猫の保護を決意したといいます。
譲渡会までは責任を持って育てると決めていたAさんご夫妻ではありましたが、持病の状態からこのまま子猫たちを育てるのは難しいと判断したにこママさんは子猫3姉妹を連れ帰ることに。
すくすく育つ子猫たち
子猫たちは全員が女の子の3姉妹。同じ柄で見分けがつきにくかったものの、にこママさんは毛色の薄い順に『きん』『もく』『せい』と名付けたといいます。これはAさん宅に咲いていた金木犀から頂いた名前とのこと。
きん・もく・せい姉妹の体重は順調に増え、最初から哺乳瓶でミルクも上手に飲めたそう。これも全て持病を抱えながらも1週間愛情たっぷりに育ててくださったAさんご夫妻のおかげだとにこママさんは語ります。
日に日にやんちゃっぷりを発揮していったという3姉妹。離乳も済んで元気に走り回る姿も見られるようになったそう。
いよいよ卒園へ
3姉妹の保護から2ヵ月半が経った頃、きんちゃんともくちゃんに里親さんが現れたといいます。2匹は一緒にずっとのおうちへ行くことに。残ったせいちゃんも引き続き里親探しを続け、現在は『にこねこ保育園』で仲良しになった子と一緒にずっとのおうちが見つかっているそう。
現在きんちゃんは『しお』ちゃん、もくちゃんは『つな』ちゃんという新しい名前を貰って幸せに暮らしているとのこと。毎回命を繋いでくださるにこママさん、にこパパさんには頭の下がる思いです。
生ごみ処理機に捨てられてしまった3姉妹がすくすく育っていく投稿には、「あの時のおじさまおばさまがこちらの動画視聴して下さったら嬉しい」「ミルクをゴクゴク飲み始める瞬間は本当にホッとします。飼えないなりに大切にされてたのですね」「持病を持ちながらこの子達を助け途中まで必死に育てた貴方、見てますか?貴方に尊敬と感謝を伝えたいです」といったたくさんのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」では、保護猫さんたちが巣立つまでの日常の様子を観ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:玲愛
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。