ジュビロ磐田のハッチンソン監督、0−3で完敗した大分トリニータ戦後の会見「正しい道を進んでいる。問われるのは自分のところ」
ジュビロ磐田は4月25日、ヤマハスタジアムで大分トリニータと対戦しましたが、0−3と完敗しました。チャンスを決めきれず、また相手の堅い守備を崩せずに、ホームでは今季6戦目で初黒星を喫しました。試合後のジョン・ハッチンソン監督の会見です。
ジョン・ハッチンソン監督「非常につらい」
-試合の振り返りを。
この負けは非常につらいものです。特に相手に脅威を与えていたと思いますし、チャンスも十分作れたと思いますし、ただ決めきれなかった。守備の重要な局面において、自分たちで難しくしてしまったと思っています。
こういう悪い流れが続いているときは本当にいろんな疑問であったりとか、疑いが生まれてくるものなんですけれど、私は、選手は本当にやれることは全てやったなと信じています。
だからこそ問わなければいけないのは、僕がどう選手をサポートできるのかというところだと思っています。まさに今、正しい道を進めていると思っているので、この重要な局面をいかに改善していけるか。先週よりもボールを動かして、手詰まり感はなかったと思います。得点を許した後、相手にブロックに移行されれば試合自体が難しくなるんですが、それでも悪くなかったと思っています。
振り返らなければいけないのは、私自身のところだと思っています。こういう悪い流れというのは監督としてもこれまで経験してきています。
これを改善する唯一の方法は、私のアプローチは正しかったのか、それをちゃんと選手にコミュニケーションを取って伝えられているかどうか、トレーニングに落とし込めているか、それをゲームに反映させているかどうかをしっかりと振り返ること。その上で、改めて試合にアプローチしていかなければいけないと思っています。
ただ本当にいいものを持っている選手がたくさんいるので、それをいかに引き出せるか、そしてそれを継続して発揮できるかというところが重要になってくると思っています。
-攻撃は押し込んでいましたが、その先が崩しきれなかった。改善するところは。
そこのコメントをするのは非常に難しいなと思っています。開始早々のチャンスを凌我(佐藤選手)のところで外し、昂志郎(角選手)のシュートもポストに当たった。また、その後も凌我がファーポストでチャンスがあったと思います。
また。明確なハンドもありましたがPKが与えられなかった。渡辺りょうが裏に抜け出しましたが、バーの上を越えてしまったシーンもありました。そういった意味ではいいチャンスは作れていたなと思っています。
最初のチャンスが決まっていればとか、昂志郎のシュートがポストの内側に当たって入っていればとか、運というところもあったと思います。
相手のローブロックを崩すというのがサッカーで一番難しいところだと思っていますし、選手に関しては1週間やってきたことをやれていたと思っています。裏に抜け出したり、中央でのコンビネーションであったり。その他にもクロスをたくさん上げて、やれることはやったと思います。
相手の最初のゴールも最初のシュートから生まれたと思いますし、その後、あまり攻撃された印象もありません。後半の2失点もセットプレーからで、非常に難しかったなと思います。
選手は今夜いいパフォーマンスができていたと思います。ハードワークしてやれることはやった。ただ、ここからは、僕がいかに彼らをサポートして、勝利に繋がるパフォーマンスを発揮できるようにするか。なのでまた明日から仕事だと思います。