「シャインマスカット」でレーズンを作ってみたら、とんでもない甘さに
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
2024年4月にもご紹介した「家庭用フードドライヤー」。「りんご」、「いちご」、「はっさく」、「キウイ」、「バナナ」などをドライフルーツにしました。
「フードドライヤー」とはその名前の通り、食品を乾燥させてドライフルーツや乾燥野菜を自宅で作ることができる調理家電です。番組で使っているのは「simplus」のフードドライヤーで価格は6000円ほど。食べ物を載せるトレイが5枚あって、下から出る温風で乾燥させます。
今回、乾燥させてみたのは「ぶどう」です。ぶどうを乾燥させると、パンやスイーツにも使われている「干しぶどう=レーズン」になります。「カリフォルニア・レーズン協会」のHPによると、日本に流通しているレーズンの多くは「カリフォルニア・レーズン」で、「トンプソン・シードレス」などの品種を使用しているそうです。
では、日本の品種でレーズンを作ってみたらどんな味になるのでしょうか。ということで、この3品種で作ってみました!
皮ごと美味しく食べられて、糖度も高い!今年もお手頃価格で手に入る「シャンマスカット」。
シャインマスカットと同じく高級品種!甘みが強く、種もなく、皮まで食べられる大粒のブドウ「ナガノパープル」。
シャインマスカットよりもさらに皮が薄い!甘すぎず、程よい酸味のあるシャキシャキ食感の果肉「サニードルチェ」。
ちなみに「ぶどう」の冷蔵での保存方法。料理レシピ本大賞の「料理部門」に入賞した『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』によると、常温に置いておくとすぐに傷んでしまうそうなので、買ってきたらすぐ冷蔵庫へ入れた方がいいそうです。
ポイントは「洗わない」こと。ぶどうの表面に付いている白い粉には、鮮度を保つ働きがあり、洗い流すと、傷みやすくなってしまいます。小粒のぶどうは、房ごとペーパータオルで包み、必ず容器に入れて保存。大粒のぶどうも、枝の部分を少しだけ残して、キッチンペーパーを敷いた容器に1粒ずつ保存します。最後にキッチンペーパーもかぶせてください。
今回は切らずに粒のままで30時間、半分にカットしたもので30時間、それぞれ「60℃」でやってみました。
完全にドライというよりかは、セミドライくらいで仕上がりました。
シャインマスカット
30時間後のシャインマスカット
ナガノパープル
30時間後のナガノパープル
サニードルチェ
30時間後のサニードルチェ
実際に食べてみると、甘さが10倍くらいになったかのような凝縮具合。また今回はセミドライくらいなので、レーズンが苦手な方にも食べやすくなっていました。一方、粒のタイプは全くドライにならず…家庭でやる際は温度を上げるか、半分にカットした方がよさそうです。
今年のシャインマスカットは1000円以下で買えるお店もありますし、一房で40粒ほどありますので、半分にすれば80個ほど作ることができます。ぜひ、普段は中々味わえない豪華なレーズンを作ってみてください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)