若者外国人日頃の成果披露 三の丸ホールで発表会
小田原三の丸ホールで2月7日、外国人の若者らによる日本語の発表会が行われた。
午前と午後は、留学生に日本語教育を行うリバティ小田原日本語学校(長峯信哉校長)が恒例のスピーチ発表会を開催。今回はネパールやバングラデシュ、スリランカなどから来日した約60人がスピーチ発表の舞台に立った。
登壇した一人、イステアクさん(バングラデシュ)は来日に向けた試験につまづいた経験を振り返り、「留学は無理だと周りから言われてもここに来ることができた。数えきれないほど失敗はしたが、人生は勝つか学ぶか。皆さんも決して諦めないで」と笑顔で呼び掛けた。
また夕方からは、小田原白梅LC(ライオンズクラブ)が日本で暮らす外国人の支援と交流促進を目的に立ち上げた「小田原白梅IESクラブ支部」(倉田朋子支部会長)が日本語スピーチ大会を開催。学生や社会人15人が日本での暮らしを語った。
中学2年の時にフィリピンから来日したという高校生、ルグトゥリーヒョンホーさんは「日本に来た当初は分からないことだらけで怖かったけど、私とつながろうとしてくれた人たちがいた。これからは私が支えになりたい。言葉や文化が違っても一人ではありません」と発表した。
両イベントとも参加者は、それぞれの思いを日本語で伝え、会場からは大きな拍手が送られていた。