母乳にこだわった私。妊娠中、入院中も準備。その結果は…
ライターの【水野谷つむぎ】です。32歳で長男を授かり、幼稚園の仕事を退職しました。今は、愛息子2人の子育てを楽しみながら、子育てマインドや生活のなかでできるモンテッソーリ教育を身近な人に伝える仕事をしています。
初乳疑惑発覚? おっぱいマッサージと黄色い浸出液
母乳育児がしたいと思っていた私は、妊娠5ヶ月を過ぎたころから、入浴中は思い立ったときに、「おっぱいマッサージ」を始めました。
妊娠7ヶ月に入ったころ、突然いつもの白いものではなく、黄色い半透明の液体が出てきて驚きました。なめてみると苦い…黄色=初乳かと不安になり、今から初乳が出てしまっては困ると直ちにマッサージを中断。後日、健診の際に確認してみると、問題ないとのことで再開しましたが、あのときは本当に焦りました。
頻回授乳をスタート! うわさどおり切れかけた乳首
おっぱいマッサージの甲斐があってか、出産後3日目にもなると手しぼりでも母乳が飛んでいくようになりました。
混合栄養での指示がありましたが、退院後は完全母乳で行きたいことを伝え、母子同室であったことをいいことに、3時間おきなど気にせずに頻回授乳を開始しました。
胃の形ができ上がっていない新生児は、一度に多くの母乳を飲めないということも聞いて知ってはいましたが、私の子の生後初日の哺乳量は5mlくらい、3日目になっても20mlくらい。母乳の出が悪い母体に合わせてくれているみたいだと、生命の神秘を感じずにはいられませんでした。
産後4日目ごろ、乳首の付け根あたりにぴりりとした痛みを感じるようになり、授乳がつらくなってきました。母乳育児を大事にしたいと考えていた私。こんな場合も想定して、用意周到!
事前にネットで調べた、子どもの口に入っても問題ない手作りクリームを持参していたので、早速使うことに…。授乳後たっぷり塗ることを繰り返していたら、切れる一歩手前で回復させることができ、胸をなでおろしました。
さっさと添い乳、退院2日目にして完全母乳へ移行
入院中から早々に添い乳を始め、なるべく体も休めつつ、頻回授乳に励んでいましたが、まだ混合指示を守っていました。どうしても足りなそうで泣くときには、水分摂取が足りなくなることのないように、少しミルクを足すようにと指導されていたからです。
退院後は実家へ帰省し、自分と子どもの世話だけをしていればいい状況でした。ミルク後の哺乳瓶の洗浄、消毒も母がしてくれるほどの手厚さでしたが、それでも夜間、授乳後に毎回体を起こしてミルクを調乳(お湯を注ぐだけにしてありましたが)することがつらく面倒に。
退院2日目にして完全母乳に切り替えてしまいました。「足りなければ泣いて教えてくれるでしょう」と割り切ったのです。
吸われると乳首に針が刺さる痛さ…、もしや乳腺炎?
生後3ヶ月半ごろ、突然のおっぱいトラブルを経験しました。左のおっぱいを吸われると、乳首に針が刺さったかのような痛みが走るようになってしまったのです。
それから数日して乳房のなかにしこりを感じ、それを押すとこれがまた痛い!
ようやく、これは乳腺炎だろうかと気がつきました。乳腺炎だとしたら痛くても飲んでもらうよりないと諦め、歯を食いしばりながら授乳をしました。それと同時に、乳房内のしこりも流れるようマッサージをしたところ、自然と治すことができました。とってもとっても痛かったですけどね…。
妊娠39週5日で生まれてきた息子は、身長51.5cm、体重3308gと大きめだったこともあり、初めから、飲みっぷりが良い子でした。母乳育児を順調にスタートでき、おっぱいトラブルにもあまり見舞われずにすんだのは、息子と私のおっぱいとの相性が良かったからだと思います。とはいえ、経験した痛みはどれも鋭い痛みばかりで、精神的につらかったです。あまり無理をせず、痛みも回避できるといいなと思っています。
[水野谷つむぎ*プロフィール]
少しずつお兄ちゃんらしさが見えてくる2歳児と日々目に見えて成長する0歳児とのラブラブな時間を満喫するモンテッソーリアンです。日々の変化を目の当たりにできる幸せを噛みしめながら、子育てマインドをアップさせて、子どもとの生活がより楽しく、より楽になる方法をお伝えしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。