《かぼちゃ》の皮は捨てないで!おすすめの食べ方&栄養素を【管理栄養士が解説】
かぼちゃは緑黄色野菜。β-カロテンやビタミンCなど多くの栄養素を豊富に含んでいます。でも実は、皮は実以上に栄養が豊富なんですよ。今回は、かぼちゃの栄養と、皮つきのかぼちゃで作るおすすめレシピを紹介します。
かぼちゃは皮ごと食べよう!
かぼちゃは代表的な緑黄色野菜の1つです。
β-カロテン(体内でビタミンAに変換されます)やビタミンC、ビタミンEといった抗酸化作用のあるビタミンを多く含み、特にかぼちゃのビタミンCは加熱に強く、壊れにくいという特徴がありますよ。
老化防止や動脈硬化防止に期待でき、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきや疲労回復のはたらきも。
秋に入ると寒暖差によって疲れやすくなるほか、空気の乾燥で肌荒れしやすくもなるため、かぼちゃを食事に取り入れることをおすすめします!
その他、カリウムや食物繊維など、女性に嬉しい栄養素もたくさん含まれていますよ。
かぼちゃの皮は固くて食べづらいですが、果肉以上のβ⁻カロテンや食物繊維が含まれているんです!
ぜひ、皮を捨てずに有効に活用しましょう。
今回は、かぼちゃを皮ごと使用したレシピを2品紹介します。
副菜に取り入れてみてくださいね。
皮つきレシピ①かぼちゃの照り焼き
かぼちゃを甘辛いタレで絡めたレシピです。
お子様もペロリと食べてしまう美味しさですよ♪
【材料】大人2人分
・ かぼちゃ 1/4個(今回は約260g)
・サラダ油 小さじ1
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・白ごま 適量
【作り方】
1. かぼちゃを食べやすい大きさにスライスする。 ※固くて切りづらい場合はレンジで少し加熱すると◎(目安:600wで2分)
2. 醤油、みりん、砂糖を容器に入れてよく混ぜておく。
3. フライパンにサラダ油を入れてかぼちゃを並べ、中火にかける。 かぼちゃに火が通り、焼き目がつくまでフライパンで両面焼く。 (※時短したい場合はレンジで3分〜を目安に加熱してください。ただし、皮が固くて火が通りづらいため1で薄くスライスしておきましょう)
4. かぼちゃに火が通ったら2を回しかけ、さっと絡める。
5. 仕上げに白ごまを振ってできあがり。
皮つきレシピ②かぼちゃの塩バターきんぴら
かぼちゃを皮ごと千切りにして、バターを絡めました。
甘じょっぱくてクセになる美味しさです!
【材料】大人2人分
・かぼちゃ 1/4個(今回は260g使用)
・バター 大さじ1
・みりん 大さじ1
・塩 少々
・いりごま 適量
【作り方】
1. かぼちゃを皮つきのまま千切りにする。 ※固くて切りづらい場合はレンジで少し加熱すると◎(目安:600wで2分)
2. フライパンに中火でバターを熱し、かぼちゃを炒める。
3. 火が通ったらみりんを回しかけ、塩で味をととのえる。
4. いりごまを振って完成。
皮つきのかぼちゃで栄養を無駄なく摂ろう!
かぼちゃは旬になると比較的安価に買うことができ、身体に嬉しい栄養素をたくさん摂取できます。
栄養を無駄にすることなく、上手に取り入れていきましょう。
◆ライター / 管理栄養士Miki
管理栄養士。
年長・年少・1歳の元気な3兄弟をワンオペ育児中。
給食委託会社にて厨房の衛生指導や従業員教育を中心に10年勤務後、ライターに転職しました。
子どもたちの相手をしながら作るごはんは、栄養のバランスが取れつつ、とにかく時短!又はほったらかしで出来ることを意識して作っています。
健康を意識しながらおいしく食べることは、ストレス解消になり、体調の改善も期待できます。是非普段の食事に役立てていただけたら嬉しいです!