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お蔵入りの『ザ・バットマン』ゴッサム市警スピンオフドラマの内容が明らかに ─ 『プリンス・オブ・シティ』ゴッサム市警版だった?

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DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のスピンオフとして企画されていたがの幻の内容が明らかになった。脚本を進めていたテレンス・ウィンターが米に語った。

この企画は、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の世界におけるゴッサム市警を舞台に、1人の警官を描くとされたもの。これがお蔵入りになった後に、現在配信中の「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」が正式なゴーサインを得て製作されている。

ウィンターによれば、このゴッサム市警のドラマシリーズは1970年代の警察ドラマの雰囲気を再現するというコンセプトがあったといい、具体例として「シドニー・ルメットの1981年の犯罪警察ドラマ『プリンス・オブ・シティ』のゴッサム市警版という感じ」と説明している。

「あの70年代の感覚を出すつもりでした。ゴッサム市警の現代の3代目警官を描くもので、ゴッサムは広く腐敗しています。現代を舞台に登場する男は、自分は間違った側についていると気付く、といった内容。バットマンというものがこの世界にいるらしいが、彼は一度もお目にかかったことがない。そういう感じの、警察署と、この男を描くものでした。」

企画が進められるうち、ある時点で『ザ・バットマン』監督のマット・リーヴスが気乗りしなくなったといい、結果としてウィンターらは離脱。その後、「TOKYO VICE」を手がけた人物が後任に入ったものの、事はうまく進まなかったという。やがて企画そのものがお蔵入りになり、代わりに「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」の方が進められるようになった。

ウィンターには複雑な思いがあったようで、「クリエイティブにうまく一致できる時もあれば、そうでない時もあります。“これをやるべきだ”と思って始めたのに、“やっぱりうまくいかないだろうなぁ”と思う時もあります」と、あまり良い予感はしていなかったことを示唆した。

代わりに登場した「ザ・ペンギン」について、ウィンターは「素晴らしいと思う」と支持。このドラマの第1話は2024年9月19日の配信開始から4日間で530万人の視聴者数を記録する好発進を切っている。

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