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習い事をさせていないのは少数派?習い事をさせるメリットってどんなものがあるの?

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習い事をさせていないのは少数派?習い事をさせるメリットってどんなものがあるの?

小学校に進学したタイミングで、習い事を始めるお子さんも多いものです。幼稚園や保育園などではあまり気にしていなかったけれど、ちょっと焦ってしまったという保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

習い事をさせていない理由や事情はご家庭によりさまざまですが、では、習い事をさせていないご家庭は少数派なのでしょうか。

ここでは、習い事をしていないお子さんの割合をご紹介します。習い事をさせない理由をはじめ、習い事をさせるメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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習い事をさせていない子の割合はどのくらい?

親御さんにとって、実際に習い事をさせているお子さんがどのくらいいるのかは気になるところではないでしょうか。ここでは、ベネッセ教育総合研究所 ダイジェスト版幼児の生活アンケート第6回のデータを元に習い事をしているお子さんの比率についてご紹介します。

△【年齢別】習い事をしている比率 引用元:ベネッセ教育総合研究所 ダイジェスト版幼児の生活アンケート第6回 年齢 割合 1歳児 9% 2歳児 17.1% 3歳児 24.2% 4歳児 45.2% 5歳児 59.3% 6歳児 67.5%

2022年の調査結果によると、小学校入学前の6歳で習い事をしているのは全体の67.5%です。つまり未就学児で習い事をしていない子どもは全体の32.5%。圧倒的に少ない状況であることがわかります。

最近では習い事の低年齢化が顕著に進んでおり、0歳児からできる習い事も多様化しています。

その他にも、習い事はしたいけれど送迎がむずかしいという共働き世帯のニーズに応えるために、保育園や小学校への送迎サービスを実施している習い事も増えているのが特徴です。

習い事をさせない理由は?

お子さんに習い事をさせていない事情はご家庭によってさまざまです。以下のような理由から習い事をしないという選択をしています。

金銭的に厳しい

最も多いのは、金銭的にむずかしいという理由です。

ソニー生命 子どもの教育資金に関する調査2022によると、習い事や家庭学習、塾などの教室学習にかける費用「学校外教育費」の平均は、月額14429円です。複数の習い事を掛け持ちする場合には、それ以上の教育費を用意しなければなりません。

兄弟のいるご家庭はなおさらです。子どもたちに平等に習い事をさせる余裕がないというケースもあるでしょう。

習い事はさせてあげたいけれど、普段の生活に精一杯で金銭的な余裕がないご家庭も少なくないのが現実です。

習い事をさせる時間的余裕がない

共働き世代の方で多いのが、時間的な余裕がなく習い事をさせられないという理由です。

仕事や家事、育児に手一杯で、習い事の管理や送迎に時間を割けないケースが少なくありません。距離的な問題や年齢により習い事の教室まで一人で通えないお子さんの場合は、送迎や付き添いが必須です。保護者の方の負担も大きくなってしまいがちです。

習い事をさせたいけれど、そのための時間を捻出できないご家庭も多く存在するのです。

家庭の方針

ご家庭の教育方針で、あえて習い事をさせないケースも少なくありません。小学校に進学すると、授業や放課後の宿題などで時間を取られてしまい、なかなか自由な時間を捻出できないこともあります。習い事のある日は自由時間がほとんどなく、好きなことを楽しんだり、リラックスして過ごしたりして過ごせないのです。

幼い時期は習い事に時間を割くのではなく、お子さんの好きなことに没頭させる時間が必要と考えるご家庭もあります。このように家庭の教育方針であえて習い事をさせないという選択をしていることもあるのです。

本人がやりたがらない

お子さんが習い事をやりたがらないケースも多くあります。保護者の方がいくら投げかけても興味を示さなかったり、激しく拒否反応を示したりする場合は、習い事に通わせることはとても難しいでしょう。そういった場合は無理に通わせたとしても継続しにくく、成果を出すこともきびしいかもしれません。

無理強いはせず、お子さんがやる気になるような声かけや習い事をすることのメリットを伝え続けることで、ポジティブな気持ちになるよう働きかけてください。

親が習い事をした経験がない

保護者の方が幼少期に習い事をした経験がない場合は、習い事に通うという概念がそもそもないケースも少なくありません。その他にも、幼少期に無理やり習い事へ通わされたつらい経験から、習い事に消極的になっている方もいるようです。

子どもが習い事するメリット

さまざまな理由からお子さんに習い事をさせないご家庭がありますが、ここからは習い事に通わせるメリットについてご紹介します。

体力や忍耐力がつく

現代のお子さんたちは、保護者の方たちの幼少期と比べて体力や運動能力が低下しているといわれています。コロナ禍で思い切り外遊びができないことや、ゲームやタブレットなどのデジタルコンテンツが充実していることなど、さまざまな要因が考えられています。スポーツ系の習い事に通うことで、基礎体力の向上や運動不足の解消にも効果を発揮するでしょう。

ピアノや習字などの文化系の習い事では、手先を器用に使うことができるようになったり、集中力や忍耐力をつけたりすることが可能です。

このように、習い事を通して体力面や精神面でも大きな成長が期待できるのは大きなメリットです。

学校の授業では身につかない専門性が身につく

習い事に通うことで、学校の授業では教えてもらえないような専門的な知識やスキルが身につけられます。ピアノが弾けるようになったり、バタフライができるようになったり、サッカーのドリブルが上手になったり。学校生活では身につけられない特技を習得できるでしょう。

他のお友達ができないことができるということは、強い自信になります。お子さんの自尊心を高めることにも繋がります。

そして、習い事を通して将来の夢や目標を見いだすことも。お子さんの可能性を広げるためにも、習い事は大きな役割を果たすのです。

社会性や協調性が身につく

習い事をすることは、身体的な成長だけでなく精神面の成長にも大きく関わってきます。先生やコーチ、そして一緒にレッスンを受ける仲間たちとの触れ合いを通して、社会性や協調性を身につけることができます。

特にサッカーや野球、ダンスなど、チームで取り組む習い事ではチームワークの大切さを学べます。困難な状況や難しい局面を一生懸命乗り越えた経験は、大人になってからも大きな自信となるはずです。早いうちから社会性や協調性を身につけることは、お子さんの人生に必ず役立つでしょう。

学校の垣根を超えた友達を作れる

習い事は、同じ小学校や幼稚園、保育園以外のお友達も通っていることも多く、学校などの垣根を超えたお友達を作れます。同じレッスンを受けることで連帯感や仲間意識が生まれ、学校や学年も超えた交流が楽しめるでしょう。

学校で何か嫌なことがあった、そんな時でも、学校以外の居場所があればお子さんの気持ちも少し楽になるはずです。家庭や学校以外で新しい社会を知ることはお子さんにとって大きなプラスとなります。

まとめ

習い事は、必ずやらなければいけないものではありません。でも、習い事を通して、学校や家庭生活では経験できない貴重な体験ができるなど、多くのメリットがあります。

これまで習い事に興味はあったけれど始めるタイミングを逃してしまってきたのであれば、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。お子さんの興味のある習い事は何かを親子で話し合いながら、最適な習い事を探してみてください。

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