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息子に面会するため、NICUに通った日々。鳴り響く警告音は今でもトラウマ【鳥野とり子の思ってたんと違う 妊娠・出産・育児 #4】

たまひよONLINE

こんにちは、漫画家・イラストレーターの鳥野とり子です。
インスタグラム(@torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。

今回は27週で出産した息子のNICUでの様子を書こうと思います。
今までドラマの中でしか見たことがなかったNICU。
まさか自分の赤ちゃんがお世話になるなんて思ってもみませんでした。
NICUではたくさんの赤ちゃんが生きようと闘っていて、私が今まで体験したことのない世界が広がっていました。

ここはドラマの世界?初めてNICUへ。


出産翌日、私は看護師さんに車いすを押してもらってNICU(新生児集中治療室)に行きました。
初めてNICUに入る時は独特の空気感にとても緊張したのを覚えています。

看護師さんに「触れてあげてください」と言われて、初めて息子に触れました。
小さくて触ると壊れてしまいそうだったので、おそるおそる手を伸ばしそっと触ると、柔らかくてあたたかくてとても愛おしくなり
「無事に生まれてきてくれてありがとう」
という感謝の気持ちでいっぱいになりました。

恐怖!面会中に突然鳴り響く警告音‼


面会していると、突然大きな音でモニターから警告音が!

びっくりしてオロオロしているとNICUの看護師さんがこう教えてくれました。

早い週数で生まれた早産児は呼吸中枢ができあがる前に生まれてきているため、呼吸をするのが下手で警告音が鳴るのはよくあることだそうです。
私はこの警告音に最後まで慣れることはなく、鳴るたびにビクビクしていました。
医療ドラマを見ていると同じ警告音が鳴ったりするのですが、完全にトラウマになっていて未だに苦手な音です(泣)。

たくさんの試練を乗り越え、3カ月でNICU卒業へ


黄疸・不安定な呼吸・未熟児網膜症・早期破水による足のダメージ等、ほかにも数えきれないほどの心配事があったのですが、担当医や看護師さん達のご尽力と息子の頑張りのおかげでひとつひとつ乗り越えていくことができました。

出産から2カ月後に呼吸器の抜管、保育器からコットへ移動、さらにそこから1カ月後にはNICUを卒業してGCU(NICUで状態が安定してきた赤ちゃんが、引き続き治療を受ける回復治療室)に移ることができたのです。

【鳥野とり子】
2017年1月生まれの息子を育てているママ漫画家です。
インスタグラム(torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。

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